Orlik ソビエト軍装甲兵員輸送車BTR152-W1

この間新製品紹介はやったばかりだが、48版BTの主砲防盾を修正したのを組もうと思っていたのが間に合わなかったので書くことが無いのと、新製品情報の情報源にしているGPMのショップサイトの新商品情報が新しいのが追加されると古いのが消えてしまって、ここしばらくまた新製品がどどっと出たので興味深いアイテムの情報が流れてしまう前に紹介するために、今日も新製品紹介を行う。

9月に回収車輌JT-34を紹介したポーランドOrlik社は10月に米軍夜間戦闘機P-61「ブラックウイドゥ」の胴体を再設計した写真偵察機F-15「リポーター」をリリースしたが、そんな36機しか生産されなかった偵察機なんて詳しい資料が手元にないんで紹介しようがないし、Orlik社のサイトに完成品見本もないので、これはもう本格的書くことがないので見なかった事にして11月の新製品、ソビエト軍装甲兵員輸送車BTR152-W1を紹介する。

BTR_152-W.jpg

表紙はなにやらおどろどろしい感じ(特に背景が)のBTR-152はソビエトの装甲兵員輸送車だが、1950年ごろから1960年ごろまでしか生産されていなかったので、ちょっと馴染みのない感じの車輌である。そもそも、ソビエトの装甲車輌ってBTRとかBMPとかBRDMとかいろいろあってよくわからんし。 なんだ、BMPって。ビットマップか?
ついさっき確認したところではBTRはどうやらBとTRでわかれ、Bはロシア語で”装甲された”を意味する”Броне”の頭文字、TRはトランスポーターの略らしい。つまり、装甲輸送車だ。しかし、152がわからん。自走砲のJSu-152なら搭載砲の口径152ミリだからすぐわかるが、BTR-152に主砲ないし。シャーシの原型となったZiS-151トラックと関係あるのか?

よくわからんことを考えていると、紹介するのが面倒になってくるので疑問はさておき、お待ちかねの完成品見本を見てみよう。

BTR_152-W_1.jpgBTR_152-W_2.jpg

BTR-152は米軍から供与されたM3ハーフトラックとドイツ軍の使用したSdkfz251ハーフトラックの影響を強く受けているといわれ、なるほど立体で見ると前のほうはアメリカ的、後ろの方はドイツ的なユニークなフォルムとなっていることがわかる。
兵員の乗る車体後部はオープントップだが、後に装甲天井をつけた密閉型も作られた。このままでは被弾に弱いし、なにしろ寒いしね。

BTR_152-W_3.jpg

また、装輪車輌モデルの魅力の一つであるシャーシ下面のメカニズムもこの通り、リアルな仕上がりとなっておりBTRのメカに興味のあるモデラーでも納得だ。

BTR_152-W_4.jpg

もちろん、ボンネットをパカッと開ければエンジンもこの通り。腕に覚えのあるモデラーはケーブル、パイプ類を加えてエンジンをディティールアップするのも一つの楽しみ方だろう。

北朝鮮軍に冷戦下で供与された車輌がまだ残っているという話もあるBTR-152、スケールはもちろん25分の1、定価は45ポーランドズロチ(約1500円)と少し高めの設定となっているが、あまり目にしないユニークな車体形状を楽しむためなら大した値段ではないだろう。だが、激しく変動しているここ数日の為替には注意は必要となりそうだ。プラモデルではウクライナのSkifから35分の1で発売されているが、東欧のプラモデルの例に漏れず相当な難物という噂。

なお、このキットのBTR-152Wはベース車輌がZiS-151トラックからZiL-157トラックに変更されたBTR-152V型をポーランドでライセンス生産した車輌のようだが、BTR-152Wについて詳しいことはわからなかった。BTR-152Wは実車がワルシャワのポーランド軍博物館にあるそうなので、このキットを通販で購入予定のモデラーは商品が届くまでにワルシャワへ行って実物を見てくるのも良いだろう。よく考えたら、ワルシャワに行くんだったら、その時に購入すれば通販じゃなくてもいいだろう。

画像はOrlik社サイトからの引用。

*定価はあくまでも現地で購入する場合の値段です。日本国内で購入する場合には輸送費などを考慮し、2倍~3倍程度になるとお考えください。
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No title

表紙のドロッとした感じはともかく、ホワイトモデル見るといがいとカッコいい感じかも。
しかし相変わらずのマイナー路線ですね(笑)。一生知らずに終わってしまいそうな装甲車!
東欧メーカーはきっと来年もこのまま突き進んでくれることでしょう。

Re: No title

Orlikのキットの表紙って、M41トゥーラン戦車が湖に身投げしようとしていたり、シュプリンガーの背景が瓦礫の山だったり、どことなく不安を煽るような絵なんですよね。いつも人が一人もいないのもなんか不気味だし。怖い夢で見た風景、みたいな(笑)
このBTR152とか米軍のF-101ブードゥー戦闘機とか、「朝鮮戦争には間に合わなくってベトナム戦争では旧式化していた兵器」って、おもしろいのが多いけどマイナーですよね。
今後もどんなマイナー兵器が飛び出してくるのか、ワクワクするやら、ヒヤヒヤするやら、といった感じです(笑)
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