WEKTOR イージーキット2種

珍しく本業の方が忙しかった今週、華麗にI-16の制作もすっぽかした筆者がお送りするポーランド最新カードモデル事情。
今回は時間が十分取れなかったので簡略版でお送りさせていただこう。
本日紹介するのはポーランドのブランド、WEKTORからリリースされたイージーキット2種類だ。

Pantera 01

まずはドイツ軍5号戦車「パンター」から。
いくらイージーキットだからって、表紙までイージーな感じにしなくても。
微妙な土埃のせいで、じっと見ているとなんだかパンター戦車が凄い勢いでバックしているようにも見えてくるから不思議だ。
車両は有名過ぎるぐらい有名なのでサクサクと進もう。完成見本写真はこんな感じだ。

Pantera 07

いつもはドイツ軍のどうでもいいような装甲車を超絶クオリティでキット化しているWEKTORだが、今回は見ての通り、思い切った簡略化をした「イージーキット」となっている。
全てテクスチャ表現で済まされている足回りと車載工具類が、16ビット機のポリゴンモデルみたいで懐かしい。
まるでダズル迷彩のようなビビッドな幾何学迷彩もハッキリクッキリで、なんだか博物館の展示車両みたいだ。

Pantera 02

車体はルーバーに暖房ダクトがついて消炎排気管になった後期型。キット本体がイージーにイージーに解釈されているのに、星形アンテナは作らせようという発想が素晴らしい。そこは省略しないのか。

Pantera 05

ちゃんと各パーツで迷彩パターンがつながっているキットというのは、実は珍しかったりする。
前方機銃の思い切った簡略化も素敵だ。でも、イージーキットだからってテクスチャまで思い切って簡略化して、車体装甲板の溶接パターンまで省略しなくてもいいのに、とも思うぞ。

Tygrys 01

同じく、イージーキットをもう一種類。
こんどは6号戦車「タイガー」だ。
大雪原にポツンと取り残された重戦車。ひん曲がったアンテナ。なぜか紫色の周辺光。なんだかすごく不安な気持ちになる表紙だ。

Tygrys 04

これまた博物館展示車両のようなパリッとしたジャーマングレー。タミヤの初代タイガーで育った世代にとっては、タイガー戦車はいつだってジャーマングレーだ。「パンツァーグラウ」じゃなくて、「ジャーマングレー」だ。

Tygrys 03

車体はエアクリーナーとゴムパイプ付きの初期型。車体側面のワイヤーはギターの弦などに置き換えると実感が増す、とタミヤの説明書だったかタミヤニュースだったかに書いてあった。

Tygrys 06

白い鉄兜は国防軍最強の「グロス・ドイッチュラント」師団の師団マーク。なんだか妙な場所に車体番号が書いてあるが気にしてはいけない。ミヒャエル・ヴィットマンのタイガー戦車から時間と空間を越えて砲身だけ貸してもらったのか、かなりフカし気味なキルマークがとっても強そうだ。

WEKTORから突然リリースされたイージーキット2種は、陸モノ標準スケールではなく昔懐かしいヨーロッパ・スケールの32分の1。難易度は公式ページにはないが、見た感じは5段階評価の「1」(非常に易しい)で間違いないだろう。定価はどちらも15ポーランドズロチ(約500円)だ。
今回のキットは、カードモデル初心者の入門キットや、ハイレベルなカードモデル制作に疲れたベテランモデラーの息抜きに最適なキットと言えるだろう。また、AIRFIXの32分の1スケールSdKfz.250/3のキットを買ったはいいけど、32分の1スケールなんて組み合わせる車両がなくて途方に暮れていたモデラーにとっても、見逃せないキットと言えるだろう。



画像はWEKTOR公式サイトからの引用。


*定価はあくまでも現地で購入する場合の値段です。日本国内で購入する場合には輸送費などを考慮し、2倍~3倍程度になるとお考えください。
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