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MODELIK ドイツ軍用トラック オペル”ブリッツ”

当ブログがさながら「MODELIK日本支社」と化した感のあったMODELIK秋の新作ラッシュの紹介も、ついに今回が最後となる。
そして、この「MODELIK大攻勢」のしんがりを務めるメジャーアイテムがこのドイツ軍用3トントラック、オペル”ブリッツ”だ。

Opel_1.jpg

オペルブリッツのどこらへんが「メジャーアイテム」なのかわからない読者も多いかと思うが、アドバンスド大戦略でオペルブリッツをレベルアップさせようと、いらない歩兵を搭載してブンブーンと走り回らせていたら、燃料切れで放置されていた敵の戦車にぶつかってあっさり全滅してショボーンとなった経験のあるモデラーなら、「そうだ、これなくしてドイツ軍はない!」と諸手を上げ同意してくれることだろう。
しかしこのオペルブリッツ、良く見るとラジエターの前に妙なマクラのようなモノが……キャビンの形もソビエトのトラックみたいな平面型の寄せ集めだし、オペルトラックってこんな形だっけ? そう、このオペルブリッツは、木製の簡易キャビンと木炭エンジンを搭載した戦争末期型なのである。
なるほど、自走砲に足回りを転用できる戦車と違い、バリエーション展開の難しいソフトスキン車輌でバリエーションを稼ぐために、過去に出したオペルトラックの木炭エンジン搭載型とはよく考えたものだ……と一瞬、納得しそうになったが、良く考えたら以前にMODELIKがリリースしたドイツ軍のトラックはメルセデスベンツ・L3000だった。以前にオペルブリッツを出したことがあるのはGPMだ。
じゃあ、どうして今回木炭エンジン搭載のオペルブリッツを……?
うん。まぁ、あれだ。たぶんそのうちノーマルタイプもリリースされるんじゃない? 自信ない、って言うか、MODELIKの商品展開のパターンから言って、たぶん出ないけど。

細かい事は忘れてホワイトモデル出の完成作例を見てみよう。

Opel_2.jpg

また写真がでっかくなったのは、MODELIKのサイトがそうだったからだ。なんで一時期だけサムネイルからのリンクがなくなっていたのかは良くわからない。この間のモスキートも大きい写真がちゃんとアップされてたよ。でも、今度は写真がデカ過ぎてうまく取り込めなかったり、裏返してシャーシを見せている写真で車体を支えている手がボンヤリと写っているのが心霊写真みたいで怖かったから写真は一枚だ。
ご覧の通り、荷台の角を削って積んだ木炭ガス発生器やラジエターの前に置かれたガス冷却装置など、木炭自動車ならではの装備が素晴らしいクオリティで再現されている。たった一枚の写真からでも、ラジエターグリルが板を並べる方式だったらどうしよう、また2週間は板並べの毎日だ……などと製作のイメージが沸きあがりワクワクさせられるではないか。

この意外な角度からやってきたメジャーアイテム、スケールはもちろん25分の1、定価は27ポーランドズロチ(約900円)となっている。
同じ木炭エンジン搭載のオペルブリッツはイタレリから35分の1のプラモデルが発売されているが、当ブログの読者ならならこのカードモデルを購入することで、MODELIKにノーマルバージョンの発売を促したいところだ。
また、木炭エンジンに換装したバスに乗ったはいいが、あまりに非力なために坂道で乗客総出でバスを押したというほろ苦い思い出をお持ちの戦前生まれのモデラーに勧めるのは、返って嫌がられるかな? なんて弱気になったりならなかったり。

写真はホワイトモデルによる完成見本がMODELIK社サイトから、表紙はGPM社サイトからの引用。

*定価はあくまでも現地で購入する場合の値段です。日本国内で購入する場合には輸送費などを考慮し、2倍~3倍程度になるとお考えください。
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テーマ : 模型・プラモデル・フィギュア製作日記
ジャンル : 趣味・実用

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