金属線の話・2

前回は、どんな場面で金属線を使うのかを大まかながら説明させていただきましたが、今回は自分が使ってる金属線を紹介することであわよくば「それより、こっちの方がイイよ」という意見をもらってしまおうという内容です。

まず、自分が最も良く使っている「真鍮線」から。
真鍮線は大きめの模型屋なら数本入って200円ぐらいのものを良く売っていますし、近所のホームセンターのクラフトコーナーでも扱っている代表的な素材で、太さも各種あるので助かります。
自分は1.0ミリ、0.5ミリ、0.3ミリを常備していますが一番良く使うのは0.5ミリですね。戦車の取っ手なんかは大抵0.5ミリです。0.3ミリはバイクのサイドミラーの支柱に仕込んで、角度を維持できるようにするなど主に補強で使います。って言うか、ああいう部品って中に金属線入れないと紙自身の重みでだんだん垂れ下がってきません?
1.0ミリは、この太さになると硬くて加工がし辛いので正直ほとんど使いません。
真鍮線の長所は真っ直ぐの棒で売っているので、切り離しただけでピシっとした真っ直ぐな切れ端が手に入ること、細くても硬さがあるので補強に最適なことです。
その反面、硬すぎるために細かい工作が難しいという欠点があります。
あと、素手で触ったまま放っておいたら錆びました。(´・ω・`)しょぼーん。
真鍮って、銅の合金だから緑青吹いて青くなるんだと思っていたんですが、赤錆が浮きましたね。なんなんだろう、あれ。

さらに太い部品を作る場合には、自分はクラフト用の「アルミ線」を1ミリ、1.5ミリ、2ミリと一応揃えていますが使う機会はあまりありません。アルミ線は園芸用コーナーでも手に入るらしいです。
アルミ線は軟らかい上に巻いて売っていることが多いので、真っ直ぐな棒を作るのには向いていません。しかし、1ミリ以上の棒ならコピー紙にノリをつけながらきつく巻いたほうが真っ直ぐで加工しやすいものが手に入るので、アルミ線を無理に真っ直ぐに伸ばすこともないでしょう。
色を塗れば、排気管のようなチューブの表現にもいいかも知れません。

そして細くて軟らかい線が欲しい時には、自分は電気工作用の「すずメッキ線」を使っています。とりあえず手元には0.3ミリを常備していますが、すずメッキ線も太さはかなり種類があるので用途に応じて使い分けてもいいかも。
すずメッキ線はとにかく軟らかく加工がしやすいのが長所で、例えばBT-5の砲塔吊り下げリングを作るのに1ミリの真鍮線にすずメッキ線を螺旋状に巻きつけてからニッパで螺旋の一部を切り、平らに整形することで金属のリングを作って表現しています。

20091105_07.jpg

あと、すずメッキ線は酸化、腐食に強いのでいつまでも光っててキレイ。
もちろん、この軟らかいすずメッキ線を補強に使っても意味ないので注意。

まぁ、こんな感じで用途に応じて金属線を使い分けています。
なお、艦船のカードモデルをやる人は空中線や手摺のために鮎釣り用のメタルラインも使う場合があるそうで、これは細いものではなんと太さ0.05ミリ以下だとのこと。お値段は12mで5千~6千円と、けっこうなお値段。他にも空中線のためにパンストを解いて細い糸を手に入れるとか。
ライン一つとっても、まだまだカードクラフトの道は奥深いってことですな。精進精進。
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No title

のとっちょさん 今晩は

またまた「深イイ話」を有難うございます。私は
ピアノ線しか使ったことなくて、帆船のランタン
とかマストに仕込むんですが、巻いて売っているので、まっすぐに伸ばすのに苦労しました。
真鍮線、すずメッキ線は使えそうですね、今度ホームセンターで捜してみます・・・・

Re: No title

ドッペルゲンガーさん、こんばんは。

自分は以前プラモデルを作っている時にギターの弦(やはり、これも巻いて売っています)を使ったら、硬すぎて加工できない上にあっという間に錆び錆びになってしまった大失敗の経験があります(笑)
真鍮線は、長さ25センチが数本(細いほどたくさん入っています)で200円だったので「少し割高かな、なんとか何かの廃物利用で安くすませられないかな」と散々悩んだのですが、結局は買ってから1年経ちますがほとんど減っていないので結果的には安かったと思います。よろしければ、一度お試しください。
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