SZK 新製品情報一挙紹介

いよいよ日本では年末だ。いや、世界的に年末か。いや待てよ、台湾とかは旧正月で祝うから1月1日はあんまり新年って雰囲気じゃないのか? まぁいいや。
年末といえば、大事なイベントはクリスマス。お世話になった方、親密な方、未来を担う子供たちに送るギフトがまだ決まっていないという読者のために、今回はなんとなく貯まってた、ポーランドのブランド「SZK」の新製品を一挙紹介だ。こんだけ大量に紹介しときゃ、送られた方の喜ぶ顔が眼に浮かぶような一品がきっとみつかることだろう。

まずは現段階での最新作、キット番号「32」、25分の1、起重機だ。

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それ以上の説明が書いてないから、これがなんだかよく分からない。
よく分からないから紹介することもない。
お値段12.9ポーランドズロチ(約400円)。


お次はキット番号「31」、33分の1、日本軍「桜花」K-1だ。

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だからこの手のアイテムはこんないい加減なブログじゃ紹介できないっての!
ちなみにオレンジ色のK-1は飛行訓練用の滑空機。これで一回滑空訓練をすましたら、次は実戦出撃だったというから暗澹たる気持ちになる。
ちなみにSKZは以前に実戦型「桜花」もキット化している。もうしないでいいです。
定価は9.9ズロチ(約300円)


さて、次のキットはキット番号「30」、25分の1、イカダだ。

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イカダです。定価14.9ズロチ(約500円)。

はい、次ー。
キット番号「29」は100分の1、ビスマルク記念塔だ。

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ポーランド西部のジャガンってところに、1908年に建造されたビスマルク記念塔ってのがあるんだってさ。へー。
ポーランド語版ウィキペディアにも記載が3行しかないんで、他に書くことないです。
定価24.9ズロチ。

キット番号「28」は25分の1、バリスタだ。

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これならなんとか説明できそうだ。
射撃装置の最も基本的なものはもちろん弓矢だが、より遠くへ、より強い矢を放つためには弓の張りを強くしなければならない。ところが、あんまり強いとこんどは人間の手で引けなくなってしまう。そこで、古代ギリシャ時代に両足で弓を抑えて背筋で弦を引き、機械式発射装置に引っ掛けて構えて撃つ、という機械式の弓が登場した。

紀元前4世紀、工作精度の上昇により両手でレバーをキコキコして弦を引っ張る機械式巻き上げ装置が登場する。
だが、粘りのある鋼鉄がなく弓に使用できる素材が限定されている古代においては基本的な弓の形ではこれ以上引きを強くすることは不可能だった。また、機械式巻き上げ装置は巻き上げる距離が長く、発射間隔がやたらと長いという問題もあった。
そこで、機械式巻上装置と前後して発明されたのが、「ねじりバネ(torsion spring)」である。
ねじりバネはそれまでの弓の反発ではなく、動物の「腱」を束ねたものを縦に置き、そこに挟んだ棒を引っ張って腱の束をねじり、それが戻る力を利用するものである。これなら腱以外の部分はしなる必要がないので、単純に硬い部材を使えばいい。また、ねじりバネは弓を引くのよりも短い距離で強い力を蓄えるので、適切な巻き上げ装置があれば発射間隔が短いのも強みであった。
このねじりバネの力を使用した発射装置が「バリスタ」である。
古代ギリシャのバリスタは攻城兵器であり、主要部品をバラした状態で戦場に運ばれ、現地の木材で組み上げられたという。

ギリシャのテクノロジーを吸収したローマではバリスタはさらに洗練、小型化された。天候などに応じて腱のテンションを調節できるノッチが装備され、射撃精度は向上。ローマ軍では近代の「重火器中隊」のようなバリスタ隊が編成され、砲術長の号令一下、一斉射撃で敵の突撃を破砕するなど野戦でも使用された。
標準型のバリスタの射程距離は約400メートルから500メートル(目標に命中させられる「有効射程距離」はもっと短い)、弓とは違い、強肩に恵まれなくとも強力な矢を放つことができた。4世紀ごろに作られた大型バリスタでは巨大な杭を1キロすっ飛ばすことができたという。これはおそらく、城門を打ち破るのなどに使われたのだろう。

ローマ帝国の滅亡後、投射兵器は長大なアームで重量物を放り込む重力式の「トレビュシェット」、小型で精確な機械弓である「クロスボウ」、そして野戦用にはねじりバネを水平に置き石つぶての雨を敵の上に降らせる「オナガー」などに用途ごとの分化が進んでいくこととなる。

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キットはおそらくローマ時代の野戦用バリスタ。上下、左右への首振り機構に要注目だ。
組み立て説明書は面をグレーに塗ったCG表現。テクスチャは質感タップリの木目が美しい。
スケールは25分の1と陸戦標準スケールになっているので、戦車と組み合わせてタイムスリップものの情景を作るのも面白そうだ。SZKからは他にもオナガー、攻城塔などもキット化されているので古代兵器ファンのモデラーなら是非とも揃えておきたい。
定価19.9ズロチ(約650円)

なんか良く知らない建造物から、なんかよくわからないイカダまで幅広いラインナップを誇るSZKの新製品群。
今回の一挙紹介記事が読者諸氏のクリスマスギフト選びの一助となれば幸いだ。



画像はSZKサイトからの引用。


*定価はあくまでも現地で購入する場合の値段です。日本国内で購入する場合には輸送費などを考慮し、2倍~3倍程度になるとお考えください。
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