金属線の話・1

なんか昨日は寝不足でダウンでしたよ。
海外製「カードモデル」と、日本人のイメージにある「ペーパークラフト」との差として、基本的にペーパークラフトが単一の紙だけでできているのに対し、「カードモデル」では様々な材料、マルチマテリアルが当然となっている事が挙げられると思います。もちろん、例外も多くありまして、ずいぶん昔に買った本ですが「切り抜く本・世界の戦車」には転輪用の厚紙(円形の打ち抜き加工済)と履帯用の片面段ボールがついていました。
「紙でどこまで表現できるか」という事を「ペーパークラフト」の一つの「面白さ」であるとすると、厚紙だの針金だの使ってしまう海外製のカードモデルは「邪道」なのですが、まぁ、使うとカッチョ良く仕上がるし、固いこと言いっこなしで楽しければいいじゃない。
そんなわけで、海外製カードモデルのマルチマテリアルの定番、「厚紙」に続いて「金属線」の話です。ちなみに飛行機のカードモデルを組む人にはキャノピー用の「透明フィルム」も定番。さらにジェット機の曲面キャノピーのために塩ビ板をヒートプレスする人もいますけど、そこまではやった事がないのでここでは当分先までその話は出てこないと思います。

金属線、平たく言うと針金をカードモデルの何に使うのか言うと、まず紙で表現不可能な「ライン」や「棒」の表現です。例えば、複葉機の翼を支えている「張り線」。これを省略してしまうと、複葉機はなんとも心細い感じになってしまいますし、かと言ってそれを紙を細切りして貼ろうとしても弛んだり切れたり、切れない太さにすると「きしめん」が張り巡らしてあるみたいになってしまうし……と、いうわけで金属線の登場ですよ。ちなみに糸でやろうとするとピンと貼るのが至難の業。
他にも機銃やハッチの取っ手、ソビエト戦車の随伴歩兵用手すり、時には3ミリぐらいの太いものを戦車の排気管などに使う場合もあります(3ミリぐらいになると、パーツ化されている場合も多い)。
それとは別に、金属線を補強のために使う場合もあります。この目的でよく使われる部分として、飛行機の着陸脚があります。着陸脚の棒とタイヤ部分は、時に本当に狭い部分でしか接していない場合があり、しかもそこへ機体の全重量がかかってくるので、これは紙と紙の接着では絶対に強度不足。そこで、中に金属線を仕込んで強度を稼ぐというわけです。

20091105_08.jpg

画像はMALY MODELARZのポーランド軍試作重戦闘機PZL-38「Wilk」の説明書から。脚部に「Z3」の針金を差し込むように指示があります。関係ないけど、このキット写真右下に写っているように一度間違えて変な場所にホチキス打った跡が……その影響でパーツにも若干のダメージがありますが、関係なく売ってしまうのがポーランド人クオリティ(笑) ま、紙が柔らかいので押し花みたいに軽く濡らして重石を載せておけば、これぐらいのダメージはごまかせると思います。

さてじゃあどんな金属線を使おうか? というところでまたも終わってしまうのが毎度のパターン。
次回は、わしが使って「使いやすかったよ」というオススメの金属線大紹介! って言うほど、実はいろんなものを試してはいませんが。

おまけ。
Answer社のSd.kfz252装甲ハーフトラックの金属線指示表。

20091105_09.jpg

なにがなんだかワカランよ……
スポンサーサイト

テーマ : 模型・プラモデル・フィギュア製作日記
ジャンル : 趣味・実用

コメントの投稿

非公開コメント

展開図公開中
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
プロフィール

のとっちょ

Author:のとっちょ
カードモデル初心者が苦闘するさまをご覧あれ。

検索フォーム
リンク(順不同、敬称略)
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード