Halinski 英軍戦車「ファイヤフライ」

先月末に厚紙の話をだらだらとしていたせいでネタが思いつかないこともあり、今月は新製品情報でのスタートとなる。
今回の新製品はポーランドHalinski社からリリースされた英軍中戦車、シャーマンVc「ファイヤフライ」だ。

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表紙写真が小さくてごめん。
Halinski社の製品は当コーナーでは初めての紹介となるが、これはわしが新製品情報をチェックしているGPM社のショップコーナーではHalinskiの新製品を扱っていないからだ。なんか、Halinskiの商品って扱ってるショップ少ないんだよねー。
だが、今回のファイヤフライは表紙写真が小さかろうとGPMのショップに置いてなかろうと、これを紹介せずしてカードモデルは語れない、という逸品であると言い切っても過言ではないだろう。

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でた! これがHalinskiクオリティだ!
Halinskiは98年に発表したタイガー重戦車で「完全内部再現」という大胆なコンセプトに挑戦、これを見事にカードモデル化したことで一躍「カードモデル新世紀」の扉を開けた立役者とも言うべきメーカーである。
(Halinskiのタイガーを見たい方は紙模型.com様の作例ページで見ることができます。これが98年、以前にネタにしたMALY MODELARZの7TPが97年。この差が「21世紀型カードモデル」とそれ以前の差だと思ってください。かくいう自分もHalinskiのT-34を紙模型.com様の作例で見た衝撃でカードモデルにはまりました)

ファイヤフライといえばドイツの戦車エース、ミハイル・ビットマンの乗ったタイガー重戦車を撃破し、彼の伝説に終止符を打った重要な車輌である割にはなかなかプラモデルでも良キットにめぐまれず、カードモデルではGPMがキット番号107番という手書き時代に出したきりとなっていた。あとはNowe Modeleというブランドから2001年に一度出たらしいけど、情報が少なすぎてよく分からない。
そもそも、シャーマン戦車がポーランドでは不人気のようで、有名メーカーの商品で現在入手なものはGPMのM4A3ぐらいだ(MALY MODELARZが一度出したけど、77年の出版なので入手不可能)。
そんな不遇なファイヤフライだが、これからは「ファイヤフライのキットならHalinskiがある」と堂々と宣言できるようになる。

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なにしろ、このクオリティだ。この写真を見れば、もはや下手な説明を四の五の繰り返す必要もないだろう。
だが、こうやって外から眺めているだけではHalinskiのキットの真価はまだ見えてこない。
「内部再現」と一言で言っても、GPMのキットでは完成すると完全に見えなくなる部分に関しては省略されている事が多い。また、MODELIKやGPMのキットでは車内の細かい部分(例えば弾薬箱の取っ手など)はテクスチャ表現となっている。
だが、Halinskiの「内部再現」はそうではない。とことんまでやるのだ。

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うわー! ごめんなさい!
なんか、あまりの衝撃に謝ってしまったが、このクオリティで車内のボルト1本までが文字通り「完全に」再現されているのだ。

さて、気になる価格の方だがこれだけの内容だ、価格も高くなってしまうのもやむを得まい。いや、むしろこのクオリティであればどんな価格でも高過ぎるということはないだろう。
でも公式ページに定価が書いてなかったよ。ショボーン。
Halinskiのこれまでの製品の定価から察するに、おそらく定価は100ポーランドズロチ(3000円強)というところではないだろうか。スケールはもちろん、25分の1だ。
このカードモデル界の「パーフェクトグレード」、カードモデルマスターを目指すモデラーなら一度は挑戦してみたいアイテムだろう。

画像はHalinski社サイトからの引用。

*定価はあくまでも現地で購入する場合の値段です。日本国内で購入する場合には輸送費などを考慮し、2倍~3倍程度になるとお考えください。
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No title

のとっちょさん今晩は

Halinskiってすごいですね。とくに「内部再現」なんて見せられると、感動もんですね、いったい製作に何時間かかるんでしょう。「次回作に作って下さい」なんて簡単には言えないですね。

Re: No title

ドッペルゲンガーさん、今晩は。

「次回作」だなんて、とんでもないです!
紙模型.comさんの情報ではファイヤフライは展開図だけでB4変形30枚からなるそうで、A4が8枚の一式中戦車をどう組んでいこうか右往左往している現状ではとてもとても(笑)
でも、いつの日にか一度は挑戦してみたいですね、Halinski!

No title

凄すぎます。
仮に100PLNだとしても半年くらいは楽しめそうなので安いものですね。
エンジンの作例見ると一生かかりそうで気が遠くなりますが(笑)。
シャーマン系はあまり好きでは無いのですが、これ見ると一度とっぷりと取り組んでみたくなりました。

Re: No title

「よし、作ろう!」と思い立ってから実際にハサミを入れるまでで半年ぐらいは使ってしまいそうです(笑) そして、次にエンジンだけでもう半年。
日本で購入すると、どうしても定価の2~3倍にはなってしまいますが、それでもこの内容なら割安かも知れません。
それにしてもこのクオリティでモデル化する車種が、どうしてファイヤフライなんていうチョイスになったのやら……?
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