MALY MODELARZ ポーランド中戦車7TP

今日はちょいと時間が押してるので趣向を変えて以前に買ったまま本棚でホコリを被っているキットのレビューなんて書いてみたり。
MALY MODELARZのポーランド軍中戦車7TPは、一式中戦車のクオリティに驚いて内容をネットで調べずに勢いで買ってみたら、またもや別の意味でビックリしたという商品。
7TP中戦車はイギリスのビッカース6トン戦車をポーランドで国産化した戦車で、2個の銃塔が載る双砲塔型と37ミリ砲を装備する単砲塔型があるが、このキットは単砲塔型。

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まず、表紙が凄い。7TPが凄い勢いで前進しているような、ビックリしてのけぞっているような絵がなんとも味わい深い。後ろの木は柳か? 小野道風なのか? 無茶なキットでも努力をすればなんとかなる、と言いたいのか?
表紙右上の(画像では見づらくてすみません)「5Z」(5ポーランドズロチ:約160円)という値札も泣かせる。ちなみに自分は5ドルで買いました(送料別)。

20091022_02.jpg

で、なかみー。
表紙から外れているのは製作しようとしたわけではなくて、最初から横につながった4枚分のA4サイズの紙が4つに折られて表紙の紙に挟んであるだけなんです。
これは、古いMALY MODELARZの全キットに共通する仕様で、紙のサイズがA4*4と決まっているので、古いキットはスケールが半端スケールなこともしばしば。
7TPといえば、戦前ポーランドの3色迷彩がメジャーだと思うのですがこのオリーブドラブのような色は、どういう意図なのだろう。3色迷彩はダークグリーンがベースだったらしいから、各自この上に自分で迷彩をするように、ということなのだろうか。
ちなみに紙質は今とあまり変わらないとても軟らかい画用紙のような感触。

20091022_03.jpg

そしてパーツの拡大写真がこれ。
見よ! これが一昔前の「手書き展開図」だ!
いや、もう見るからに完成するのか不安になる感じ。リベットのへにょへにょ感も味がある。
きっと組み立てるのにはフルスクラッチに近い努力が必要なんだぞ、きっと。

このキットは97年、ちょうどポーランドペーパークラフト業界全体が手書き展開図からコンピューター製作のデジタル展開図へ切り替わっていく時期に発行されたものでした。これ以降、手書きの展開図は急速に減っていき2000年にはほとんどなくなります。
デジタルによる展開図はパーツ同士の合いが良く、表面のテクスチャも美しいのですがその反面、どんどんパーツが細かくなってしまい、現在新規に発行されるキットは初心者にはとても手を出せないような極小パーツの多いものが増えてしまいました。そんな中で、MALY MODELARZの一式中戦車は2006年発行ながら初心者にも組みやすい配慮もされており、「21世紀型カードモデルの信頼性+20世紀型カードモデルの単純さ」を兼ね備えたあまり類を見ない良作キットだったのではないでしょうか。
そんなわけで7TPの紹介をするつもりが、いつの間にか一式中戦車の話になっていましたが、結論は「MALY MODELARZの90年代のキットを買うときはよく覚悟するように」ということで。

で、この7TPはどうするのかって?
もちろん、作りますよ!
時期はわかりませんが、手書き展開図をほのぼのと楽しむためにそのうち挑戦してみたいと思っています。たぶん、形にするのにはえらい苦労をするのでしょうけれども、まぁ、失敗しても5ドルだし。
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