丸めるテクニック・2

「紙を丸める、いい方法を知っているのじゃよ」と言ったまま10日間放置というひどい引っ張り方をした当エントリですが、実は大したネタではないんです。すみません。
話の焦点は「細く長い筒」をどう作るか、強度をどう保つか、イビツでない形にどう仕上げるか、ということだったんですが、実はこの前提からして誤誘導なんですね。
いくつか「筒」が必要なペーパークラフトを作ってみるとわかるんですが、実は多くの場合求められるのは「円筒(チューブ)」ではなくて、「円柱(シリンダー、もしくはコラム)」です。つまり、中が詰まっていてもかまわないわけです。

そこで、まずはパーツの裏を剥いで薄いペナペナの表面だけにし、中に棒などを入れてチューブを作ります(この時、中の棒が細くて、潰れて楕円になっても構いません)。
次に、チューブの長さ(高さ)に合わせて切った紙(コピー用紙などのペラペラな紙)をきつく巻いて、チューブの内径より少し細い紙の棒を作ります(巻き始めが難しい時は巻き始め部分の角を両方斜めに切って「細長いホームベース型」にするとラクチンです)。
これをピンセットなどで掴んでチューブの中に入れて(あまりぴったりの大きさだと、中に入りません)手を離すとゼンマイがほどけるようにチューブの中で膨らんで、ビバ! 強度がある円柱の形になるよ!
内径に近い太さに巻くのは少しコツが要りますが、一度巻きながら「この太さなら入るな」というギリギリのところで紙に印を付け、一回解いて余分を切ってもう一度巻きなおすと大抵は(さっきよりも巻きクセが付いてきつく巻けるので)ちょっと小さいぐらいになります。

さて、カードモデルをやっていると、もっと細くて、もっと長くて、そもそもチューブを作るのが困難、という場合もあります。
この場合には先に心棒を作ってその周りに巻くという方法があります。
巻いた場合の太さは、展開図の長さを測れば円周がわかるので、それを円周率で割ると直径になります。ここから巻きつける紙(実際に円柱の外側になる)の厚さ*2(直径だから2倍)を引いたのが心棒の太さ(直径)です。
ノギスで測りながら紙を巻いて太さの見当をつけて、印をつけてから一旦解いて余分を切ったらノリを付けながら巻きなおして心棒を作ります。
それから、巻きつける紙(先に巻きクセをつけておき、ノリシロは要らないので切る)の真ん中に接着、それから心棒の左右にはみ出た部分にノリをつけたら、表面が汚れるのがイヤなので別の紙(なんでもいいのですが、コピー用紙みたいなペラペラなものが良いでしょう)で上から包むように巻いてゴロゴロ転がす(いっぺんにやらずに、心棒の左右2回に分けると安全)。
字で書くとなにがなんだかわかりませんが、なんのことはない、ご飯の粘着力がないのでボンドを使う以外は海苔巻きに「巻きす」で海苔を巻くのと同じです。
この方法は厳密性に欠けるのが欠点で、心棒が太いと「海苔」が足りなくて心棒が見えてしまいますし、心棒が細いと「海苔」が余って端が重なります。どちらかというと、余った「海苔」が重なっている方が目立たないので心棒は細めに作るのが良いでしょう。

なお、「裏を剥いでペラペラにする」というのを前提として書いていますが、それができない紙質の場合には「濡らして紙のコシをなくして加工しやすくなる」という方法があります。これは紙の種類、インク(印刷)の種類、液体の種類で最適なものがまちまちなので一概には言えませんが、自分の環境(コクヨのインクジェット用厚紙用紙にエプソンのインクジェットでプリント)ではプラモデル用のMr.カラーうすめ液を使うと印刷が侵食されずに紙がヘナヘナになりました(もちろん、乾けば紙のコシは復活します)。これで濡らすと、0.2ミリの紙を太さ1ミリ以下に巻く事も可能です。

以上、10日も引っ張った割には「なーんだ」という内容ではありますが、少しでもみなさまのクラフトのヒントとなれば幸いです。
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