MPModel ポーランド軍練習機 PWS-26

2011年も春になろうとしているが、まだポーランドカードモデルメーカーから新春リリースラッシュの報せが聞こえてこない事にヤキモキしている読者も多いことだろう。「ヤキモキ」ってなんだろう、とも思ったが話が進まなくなるので放っておこう。
そんな中、ポーランドOrlik社から衝撃的なリリース情報が飛び込んできたのだが、残念ながらまだその全貌が明らかとなっていない。
はやる気持ちをぐっと抑えてOrlikの新製品については新しい情報が入り次第、改めて紹介するとして、本日はポーランドのどうでもいい感じの飛行機を紹介することにしよう。

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本日紹介するのは、どうでもいい感じの飛行機を次々にリリースして紹介者をげんなりさせているポーランドMPModelブランドのポーランド軍練習機 PWS-26だ。
毎度のごとくキットの中身はよくワカランから、キットの話はこれ以上出てこない。

「また練習機か」と思われるかもしれないが、以前に紹介したRWD-8は初等練習機だったが、今度のPWS-26は高等練習機である。だから最高時速もRWD-8が175キロだったのがPWS-26では200キロとなっている。
また、さすがのポーランド空軍も練習機ばかり揃えても仕方がないということに気づいたのか、有事の際には武装し、急降下爆撃が行えるようになっている。とは言っても、武装は機銃1門、搭載爆弾は12キロ爆弾なんていう聞いた事もない小さな爆弾なんで、どちらかというと「実戦スタイルでの練習もできますよ」といった程度だと理解した方がいいのかも知れない。
操縦性に優れるPWS-26をポーランド空軍は320機も生産、これは戦前のポーランド機としてはPZL-P11戦闘機とほぼ同数でRWD-8に次ぐ第二位の生産数となっている。生産数第1位、第2位が練習機って、どんだけ練習機を作るつもりなんだ。開戦があと数年遅ければ、この数百機の練習機で練習を終えたパイロット達が次々にPZL-62とかの新型機に乗って敵を待ち受けるはずだったんだろう。たぶん。

第二次大戦勃発時も多数のPWS-26があったが、まぁ、練習機だから戦果らしい戦果はない。しかし、イギリス空軍亡命ポーランド人中隊指揮官も勤めた”Jan Falkowski”氏(生涯撃墜数9機。2001年没)は、PWS-26で飛行中にメッサーシュミットBf109に追撃され、機を急降下に入れながら巧みな機動で後方からの射撃を避け、墜落寸前に引き起こしたところ後ろに取り付いていたBf109は引き起こし切れずに地面に激突した、と回想録に書いている(ただしドイツ側の記録では当該機らしき機は特定されていない)。
制空権を失った後は、ポーランド機のお約束通り逃げられる機はラトビア、ルーマニアへ退避。残る機体はドイツ軍、ソビエト軍に鹵獲された。ルーマニア軍では1950年ごろまで使用されていたようだ。
ドイツ軍に接収された機体のうち1機は、戦時中ドイツの航空科学博物館に展示されていたが、どういうわけかそれが戦後にポーランドで民間機となって飛んでいるのが発見され、現在はクラクフのポーランド航空博物館に展示されている。PWS-26はこれが唯一の現存機である。

MPModelがリリースした練習機大好き空軍ポーランド軍の練習機、PWS-26はスケールは航空機スケールの33分の1、定価はAnswerのショップページで26.25ポーランドズロチ(約850円)となっている。
PWS-26はとってもどうでもいい感じの飛行機なのに、なぜかポーランドのメーカーからはプラモデルも発売されている。確かむかーし買ったと思うのだが、ストックの山に埋もれて出てこなかった。そもそも、わしはなんでそんなキットを買ったんだろう?



画像はAnswer社ショップページからの引用。

*定価はあくまでも現地で購入する場合の値段です。日本国内で購入する場合には輸送費などを考慮し、2倍~3倍程度になるとお考えください。
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