GPM 戦艦SZENT ISTVAN

夏休み前から力を蓄えていたポーランド大手カードモデルメーカー、GPM社から待ちに待った新作の情報が届いた。
新アイテム、オーストリア・ハンガリー帝国海軍戦艦「SZENT ISTVAN」はクラフトの秋にふさわしい大作だ。

SZENT ISTVAN

「オーストリア・ハンガリーって戦艦持ってたの? っていうか、オーストリアもハンガリーも海に面してないのでは?」という疑問を持たれることの多いオーストリア・ハンガリー海軍だが、昔はユーゴスラビアの大部分もオーストリア・ハンガリー帝国の一部だったので、ちゃんと海軍もあったのよ。ド級戦艦も4隻保有してるからそれなりの戦力だ。
だが、敵であるイタリア海軍が機雷でアドリア海出口を封鎖したために活動は極めて消極的とならざるを得ず、やっと重い腰を上げて封鎖突破しようと出撃した途端にイタリア軍魚雷艇の攻撃を受け戦艦「SZENT ISTVAN(セント・イシュトヴァーン)」が沈没。残りの艦艇はそのまま帰って終戦までじっとしていましたとさ。とほほ。
そんなわけでイタリア軍の雷撃を受け沈没した戦艦セント・イシュトヴァーンだが、魚雷を艦腹に受けたセント・イシュトヴァーンがゆっくりと横転していくさまは映画フィルムに撮影されたので見たことのある読者も多いかもしれない。今でもYoutubeで「SZENT ISTVAN」で検索することでその様を見ることは可能だ。
ちなみにわしは、この横転していく艦をなぜか同型艦の「フィリブス・ウニティス」だと長らく信じていた。

そして、すごい沈み方をしたという一点だけで有名な戦艦セント・イシュトヴァーンの勇姿が今GPMの手によって200分の1で蘇った。

SZENT ISTVAN2

なんかもう、完成写真を見るとビックリするというか、ため息出ちゃうクオリティだがそれもそのはず、今回のセント・イシュトヴァーンは従来のキットと違い、これまではオプションとして販売されていたレーザーカットされた厚紙、金属製砲身、フォトエッチングパーツなどのマルチマテリアルが同梱されたフルセットのみでの発売となる。これにより、従来のカードモデルが苦手としていた細いパイプやラインなども完全に再現された脅威のディティールが実現されたのだ。

SZENT ISTVAN3

ディティールも脅威だが、お値段もなんと390ポーランドズロチ(1万3千円)という脅威のお値段となっている(今なら330ポーランドズロチ(1万1千円)の限定価格で購入可能)。
カードモデルはその安さが魅力なんだけどなぁ、1万円超えは辛いなぁ、とも思ったがニチモの200分の1戦艦大和(よく、古い模型屋の棚の上でホコリをかぶってる)が今買うと3万円だからそれを考えれば、やはりカードモデルの定価の安さというのは覆されない。だいたい、オーストリア・ハンガリーの戦艦なんて他に模型ないし。

GPMからの挑戦ともいえる戦艦セント・イシュトヴァーン。腕に覚えのあるオーストリア・ハンガリー海軍通のモデラーは、この挑戦を受けてたつのも秋の夜長を有意義に過ごすための選択肢の一つと言えるだろう。

写真はGPM社サイトからの引用。

*定価はあくまでも現地で購入する場合の値段です。日本国内で購入する場合には輸送費などを考慮し、2倍~3倍程度になるとお考えください。
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