マルタの剣闘士・2

どもー。昨日は実家(歩いて15分)から「たまには顔を出すように」という圧力をぶいぶい受けたもんで、晩飯食いに帰ったら戻りがえらく遅くなってしまいまして更新できませんでしたよ、すんません。で、今日も来るように言われているもんで、ちと変な時間に更新を。

昨日はやっとグラディエイターが制式採用になるところまで話が進みましたが、でも、やっぱり空軍は予算が足りないのよ。
グラディエイターはのんびりと生産を開始、1936年から引渡しが開始され、37年に部隊編制が完了。
生産型ではエンジンがさらに強化され、最高速度は414キロとなっていたものの、そんなのんびりと作っているうちに戦争の気配はぐんぐん濃厚となり、台頭してきた新たな敵、ドイツ空軍は新型戦闘機メッサーシュミット109を配備しており、イギリスでもゲラディエイターよりも後に採用された、より近代的な単葉戦闘機ホーカー・ハリケーンやスパーマリン・スピットファイアの配備が急がれておりました。

そんなわけでグラディエーターは、殺(や)る気まんまんな名前の割りには戦う前に旧式化。戦闘機部隊もどんどん単葉機に機種転換したものの、固定脚のグラディエイターで飛行機を覚えたパイロットは、ハリケーンに乗ってもうっかり脚を引き込んだことを忘れて胴体着陸してしまう事があったとか。
グラディエーターは747機が生産されたものの、使う前に旧式化したんでイギリス空軍が受け取ったのは483機にとどまり、残りは「戦闘機欲しいです。どんなのでもいいです」という外国へと売られていきました。受け取ったのは、ベルギー、中華民国、エジプト、フィンランド、ギリシャ、イラク、アイルランド、ラトビア、リトアニア、ノルウェー、ポルトガル、南アフリカ、スウェーデンと、実に13か国(それ以外に自由フランス軍でも使用)。中でもフィンランド空軍に渡った30機のグラディエイターが優勢なソビエト空軍相手に奮戦したのは有名ですが、これらに踏み込むと面白すぎて話が全く進まなくなるので今回はパス。
他にも、中東では買われていった機体とイギリス空軍の間で「グラディエイターVSグラディエイター」の空中戦が発生したとか、ノルウェーのグラディエイター隊は、ドイツ軍の空襲を避けて凍った湖の上に置いておいたら、近所の住民が部品を持っていっちゃって飛べなくなって、春になったら氷が溶けて全機水没したとか、ネタ満載で、これはそのうち日を改めてまとめなおしたいですね。

あと、中華民国空軍は、36機のグラディエーターを発注、機体は香港経由で木箱に箱詰めされた状態で到着。
組み立てられたグラディエーターに搭乗したアメリカ系中国人で「バッファロー」の異名を持つパイトット「黄新瑞」氏は1938年4月13日にこの機体で日本軍の九六式艦上戦闘機、九五式艦上戦闘機、九四式艦上爆撃機を1機づつのトリプル撃墜を果たしているというネタがありまして、これもとてもとてもここでさらりと触れるだけにしておくのはもったいないので、そのうちまとめなおしたいです。っていうか、中華民国空軍のパイロットって、日本語で読める情報の少ないこと少ないこと。

そんなわけで、イギリス空軍では使う前に旧式化したグラディエイターを、まぁ、どうでもいいような戦場の飛行場に並べていたわけですよ、というところで実家から「早く来い」の電話がきたのでこのへんで。
機体の話だけで長くなりましたが、次回はマルタ島に行きますよー。
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