Orel ソビエト軍試作偵察機「Су-12」

特に理由はないが、本日も勢いにまかせてウクライナOrel社の過去の新製品を紹介しよう。とは言っても、今日のネタはあまり書くことがない。だって、ネタが試作偵察機なんていうどうでもいいモノな上に、完成見本も展開図や組み立て説明書のサンプルもないんだもの。

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ソビエト軍試作偵察機「Су-12」(Su-12)は、スホーイ設計局の設計した偵察・観測機である。誰がどうみても、ドイツ軍の偵察機フォッケウルフFw-189「ウーフー」にそっくりだが、実際、コピーみたいなもんだったらしい。言うなれば「ウーフースキー」というわけだ。伸ばす音ばかりで変な字面だ。
赤軍では高射砲、迎撃機の到達不可能な超高高度を飛行する偵察機を欲しており、その要求に対しスホーイ設計局がなんかなげやりに設計したのがСу-12であった。Fw-189が1938年に初飛行したのに対し、Су-12の設計が終了したのが1943年。大祖国防衛戦争真っ最中のソビエトに、偵察だけのために飛行機を生産する余裕はなく、そのまま図面は設計局の押入れにしまわれてしまう。
1947年、戦争も終わり、年末の大掃除かなんかで出てきたのか、「そういえばそんな飛行機もあったね」とエンジンを変更し、3座だった胴体を4座に修正した修正版Су-12が試作される。またもエンジンに難があったのでこれを換装し、1949年、いまさらながらСу-12は制式採用となった。良かったね。しかし、戦闘機はジェット化が進んでいるこの時代に、最高時速530キロの偵察機でなにを偵察するつもりだったのか。
制式採用はされたものの、いまさらこんな飛行機を生産する空き工場はなく、衛星国のチェコスロバキアに「君のところで作ってみないか」ともちかけたら「ふざけるな」と一蹴され、お蔵入り。総生産は試作1機のみ。

ネタがネタな上に、これ以上写真がないのでは書くことがなんにもないOrel社のソビエト軍試作偵察機「Су-12」はスケールは航空機スケールの33分の1、定価は83ウクライナフリブニャ(約950円)、難易度は3段階の「2」(普通)となっている。
なお、機体は特色印刷を用いた銀塗装となっているようだ。

これだけだと、ちょっと手抜きっぽいので、Су-12をせっかくだからFw-189と並べてみようというモデラーのためにフォローしておくと、Fw-189のキットは過去にMaly Modelarzが98年にリリースしているが、まあ、20世紀のマリモデキットだから、手を出すときは覚悟が必要となるだろう。また、Fly Modelも過去にリリースしているが、これもけっこう古くて内容がよくわからない。
なんか、どうでもいい感じのСу-12だが、まぁ、こういう異形の飛行機が好きなら見逃せないだろう。


画像はOrel社サイト公式フォーラムからの引用。

*定価はあくまでも現地で購入する場合の値段です。日本国内で購入する場合には輸送費などを考慮し、2倍~3倍程度になるとお考えください。
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こういうの欲しいですね

絶対プラモ化されないシリーズって良いです。
スー・ドヴィナーッツァチ舌噛むよ・・・。需要は有るのか?幾らロシア人でも欲しがらない様な・・・。日本人が東海を欲しがる様なものなのでしょうか?

それはさて置き、秘密データ送っときます。参考程度に眺めて見て下さい♪

Re: こういうの欲しいですね

同じ「幻の」でも「もし実戦投入されていれば……」的なものならまだしも、間に合っても戦局に影響なさそうな偵察機、しかも若干時代遅れ、さらにほとんどコピー、とあまりの萌えポイントのなさに、むしろ萌えざるを得ないという凄いチョイスですよね。しかし、これってどれぐらい売れるんでしょう……??

P.S.秘密データ、ありがとうございました!
    ホッコリした内容にニヤニヤホクホクさせていただきました!
展開図公開中
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