タッチアップについて・2

前回の終わり方がえらく中途半端だったので、今回はローテーションを破ってもう一回テクニックの話を。新製品情報に期待してた方はごめんなさい。別にネタがないわけじゃないのよ。

前回までのあらすじ。
タッチアップマスターを目指し、絵の具、色鉛筆、サインペンを経てついに筆ペンに到達したわし。しかし、筆ペンには色数が少ないという思わぬ欠点が。果たしてタッチアップマスターにはなれるのか? タッチアップ仙人の残した「タッチアップは色を合わせる事ばかりにこだわっていてはダメじゃ……」というナゾの言葉は何を意味するのか!?

まぁ、そういった経緯で「筆ペンはいいよ」と推してみたわけですよ。ちなみに自分は株式会社呉竹さんの「筆日和」という商品を使っています。色が24色と豊富で、1本が定価100円と安価なこと、ペン先が高級筆ペンのように本物の筆だったり凄くソフトではないのが逆にタッチアップには向いていて使いやすく気に入っています。
しかし、「24色ある」というのは逆に言えば「24色しかない」という事になり、この程度の色数ではもちろん、印刷に完全に一致する色は得られません。
この「色数が少ない」というのが、筆ペン使用へのネックとなり自分に二の足を踏ませていました。

しかし、そこでCard Modeling FAQで管理人氏が書いた貴重な情報に出会いました。
そこには「紙の切り口が目立つのは周りと色が違うからじゃない、そこだけ明るいから目立つんだ」と書いてあったのです。そして、自身はタッチアップに明度の違う数種類のグレーを色に関係なく使っている、とも。

この「コロンブスの卵」な発想に大きな衝撃を受けた自分は早速筆日和の「銀鼠」(明るいグレー)と「鈍色」(暗グレー)を調達し、試してみました。
結果は……過去記事のBT-5戦車をご覧ください。紙のフチは全て「銀鼠」でタッチアップ処理をしています。
どうでしょう? たしかに切り口は見えています。消えてはいません。しかし、切りっぱなしの白よりはずっと落ち着いていると思います。
ヤマハのドラッグスターを組み立てた時は、タンクの赤印刷のフチを「岱赭」(茶色)でタッチアップし、これも印刷の赤とは全然違う色でしたが切り口の悪目立ちを抑えるには十分でした。
考えてみれば、どんなに完全にタッチアップをしても、切り口が消えてなくなるわけではありません(完成品を塗料で完全に塗りなおすという荒業がありますが、それはいくらなんでも大変なのでパス)。
だったら、いっそ「悪目立ちしなければ見えててもいいじゃない」というのはひとつの考え方だと思います。
この手法は戦車のように形がカッチリしたものだから使えるのかも、わしが作るのが艶消しの鈍い色のものばかりだから使えるのかも、という懸念はありますが、興味をお持ちになった方は是非一度お試しください。
もしかすると、今まで面倒だったタッチアップが果然ラクとなりあなたのホビーをより楽しいものとするかもしれません。
スポンサーサイト

テーマ : 模型・プラモデル・フィギュア製作日記
ジャンル : 趣味・実用

コメントの投稿

非公開コメント

No title

ほんとだ!
改めて見てみると確かにふちの部分がグレーですね。全然気になりませんでした。てか気づきませんでした。
戦車のような軍用車両の場合はエッジの塗料が剥がれやすいだろうから、ちょっとしたウェザリング効果があるかも。車はだめか...な。

Re: No title

とりあえず戦車のモデルでは違和感なく見える事がわかったのですが、では他のモデルの場合は? となるとこれからゆっくりと試行錯誤を繰り返していくことになりそうです。自分のBTは今のところ単色に線引きだけの単純なテクスチャですが、これが汚しや質感の入ったリアルテクスチャだとどうなのか? というのも将来試したいと思っています。
展開図公開中
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
プロフィール

のとっちょ

Author:のとっちょ
カードモデル初心者が苦闘するさまをご覧あれ。

検索フォーム
リンク(順不同、敬称略)
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード