Schreiber-Bogen ドイツ軍偵察機 Etrich-Rumpler Taube

どもー。今日は久々、本棚のストックを引っ張り出してきたですよ。
ドイツSchreiber-Bogenのドイツ軍偵察機 Etrich-Rumpler Taube です。

Taube-1.jpg

箱でおわかりの通り、いまは亡きパピエクラフトブランドの輸入版。Schreiber-Bogen製品は、以前に Handley Page H.P.42 を紹介しましたが、それ以来「パピエクラフト」で検索をかけて来てくださるお客様がけっこういらっしゃる。みなさん、パピエクラフト気になってたんですねー。中身は Schreiber-Bogen なので、大手書店やホームセンターのクラフトコーナーで時々扱っておりますよ。うちの近所ではジョイフル本田のクラフトコーナーで時々扱ってますが、ジョイフル本田が南関東ローカルのホームセンターだと知ったのはつい最近。なので南関東以外にお住まいの方にはサッパリ意味わからんですね。

”Etrich-Rumpler Taube”は、第一次大戦前の1910年に初飛行した飛行機で、オーストリア人の「イゴ・エトリッヒ」さんの設計(「イゴ」は愛称で、本当は「イグナス」みたい)。美しい主翼平面形が特徴で、「Taube」(鳩)という名前もピッタリなんですが、もともとはエトリッヒさんが作っていたのはカエデの種みたいな、植物の種をヒントに設計した主翼だけの無尾翼機。でも、それじゃ安定性が悪いといろいろつけたしたら鳩のカタチになっちゃった。でも、苦労の甲斐あって、極初期の飛行機達の中では安定性は抜群に良かったみたい。
で、その設計を買ったのがドイツのルンプラー社。パピエクラフトの箱では「ランプラータブ」と、タイのエスニック料理みたいなカナ表記になってますが、一般的には「ルンプラー・タウベ」。
ところが、ルンプラー社はちょっぴり設計を変更しただけで「これは当社の独自設計です。エトリッヒさんとは関係ありません」と特許料の支払いを拒否。当然、エトリッヒさんは怒って法廷に持ち込んだものの、第一次大戦によってぐだぐだになって、結局特許を放棄。その結果、ドイツの航空機メーカーはみんなでよってたかってこの安定性の抜群にいい飛行機を作ったもんで、生産数はこの時代の飛行機としては破格の約500機となりました。
ちなみにこのゴネ得のルンプラー社、一時大戦後は「これからは飛行機だけじゃなくて、車も流線型じゃなくっちゃ!」と意気揚々と発売した涙滴型自動車Tropfenwagenが大ハズしで、会社なくなっちゃいました。とほほ。
でも、わしはこのカタチ好きよ、Tropfenwagen。

さて、話は戻ってSchreiber-Bogenのタウベの中身を

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このキットはSchreiber-Bogenのキットの中でも初級向けの簡単なもので、部品はA4二枚だけ。マリモデ標準の半分ですな。でも、独特の平面形はバッチリ再現されていて、雰囲気はなかなかGOOD。

Taube-3.jpg

完成写真では黄色っぽい主翼は、なぜか胴体ど同じ緑で印刷。印刷にはちょっとカスレがありますが、これはわしの買ったのが不良品だったのかしらん。Schreiber-Bogenの印刷は、いつもはけっこうきれいなんですけどね。

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部品が少ないので組み立て説明もアッサリ。ちなみにこの説明図は表紙の裏に刷ってあるので、部品を切り離すと説明図がバラバラになるというポーランド製品にありがちな罠もありません。
タウベの特徴である、主翼を下から支えるトラス構造もきちんと再現。

それにしても、なんて素敵な平面形。ファンタジー世界の架空の乗り物みたい。大好きなんですよねー、この飛行機。
タウベはなぜか模型が全然なくて、エッチングと白木で骨組みのキットがあるぐらいかな? こんな美しい飛行機なのに、模型化されてないのはもったいない、どこか最新の技術でカードモデル化してくれればいいのに、と思いました。特許も破棄されてるんだしさ。
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