Orel ソビエト軍戦闘機 I-16

なんか部屋がすげー寒くてミスタイプがやたらと多いのだが、頑張って二日にわたる壮大な前フリを経て、やっとこさっとこウクライナOrel社のソビエト軍戦闘機、I-16を紹介しよう。

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表紙はいつもの絵画調、アメリカ人パイロットFrank Glasgow Tinkerの操る機体番号CM-23が今、まさに離陸せんとする勇ましいものだ。一仕事終えて着陸するところかもしれないけど。
なお、ティンカーの機の機体番号は正確には「CM-023」だったとする資料が多い。また、「CM-」が黒文字、「023」が白文字という解釈もある。どうやら実機の写真は現存しないようだ。
機体の説明は、紙模型静岡工場管理人のナオさんがHalinskiのI-16をサカナにやっていただけるということなので、ここでは、さっそく完成見本を見てみよう。

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ぶわっはっはっは、何度みても笑っちゃう平面型だ。別にわしが画像縮小する時に縦横比を間違えたわけではなく、I-16は本当のこういうカタチの飛行機だったのである。こりゃ、見るからの操縦難しそうやね。
I-16を見慣れている読者は、逆に「ちょっと機首が細いような……」と、いう印象を持たれるかもしれないが、ティンカーが乗っていたのは730馬力エンジンを積んでいたタイプ6、独ソ戦のヤラレ役として良く見るのは1000馬力エンジンを積んだタイプ24あたりなので、その辺から来るギャップかもしれない(ティンカーの機は750馬力のタイプ10だったとする資料もある)。なお、キットは700馬力エンジンのタイプ5とのコンパチキットであるという情報もあるが未確認だ。

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別アングルからもう一枚。機首のカウルは黒塗装となっているが、ティンカーの機はここも機体色だった、とする資料もある。また、ティンカーの機は風防を貫通した望遠鏡型照準器を装備している側面図もよく見るが、まぁ、実機がどうだか良くわからんのだから、細かい事は言わずに楽しむのがいいだろう。

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こんな笑っちゃう平面系の戦闘機でも、やたらとカッコいい角度、というのは存在するものだ。ピロっと出た尾ソリもなんだか可愛いぞ。この写真では照準器のディティールにも注目したい。

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コクピットと並んで、飛行機のメカメカポイントである脚格納庫はこのような仕上がりとなっている。ジェット機の脚格納庫だと、ケーブルとかいろんなメカが見えていることが多いのに対して、少しアッサリした印象を受けるが、どうやら実機もこんなもんらしい。

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テクスチャは汚しのないアッサリとしたタイプとなっている。少し、色が鮮やか過ぎるような気がするのはデジタルデータだからだろう。

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組み立て説明書はライン式のステップ・バイ・ステップ。これはなかなかわかりやすそうだ。完成写真では全然見えなかったが、カウル正面の構造はなかなか複雑で開口部からチラリとエンジンが見えるようだ。それにしてもカウル正面だけで妙にパーツがたくさんあるな。

Orel社のソビエト軍戦闘機、I-16はスケールは航空機標準スケールの33分の1、定価は59ウクライナフリブニャ(約650円)となっている。難易度は3段階評価の「2」(普通)なので、カードモデルの入門用にもいいだろう。
I-16はキットに恵まれており、ナオさんもレビューをされているModelik、そしてHalinskiのキットが手に入りやすい。しかし、両方とも大馬力エンジンに換装した後期型なので、スペイン内戦に参加した初期型I-16を手に入れたければこのOrelのキットが最適だろう。
さらに頭デッカチになった後期型と並べるのも面白いが、GPMから発売されているメッサーシュミットBf109B型と並べることで、そのスタイリングの差を実感すると共に、Bf109を世界で初めて撃墜したアメリカ人エース、ティンカーに思いを馳せるのも良さそうだ。


画像はOrel社サイト公式フォーラムからの引用。

*定価はあくまでも現地で購入する場合の値段です。日本国内で購入する場合には輸送費などを考慮し、2倍~3倍程度になるとお考えください。
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