Orel ソビエト海軍警備艦「Деятельный」

どうにもウクライナOrel社の新製品紹介が滞っているので、少し消化しておこうと思ったのだが、出てきたネタが戦後ソビエトの警備艦という、どうにも苦手なコース一直線のための大苦戦をしてしまったが、頑張って紹介してみたい。
本日紹介するのはソビエト海軍警備艦「Деятельный」だ。

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なんともまた、説明しづらいところを突いてきたね……
「Деятельный」(デヤテルヌィ、形容詞「勤勉な」)は、プロィエクト1135大型駆潜艦(後に「警備艦」に艦種変更となる)の14番艦として建造された艦である。なんで14番艦なんて半端な数をわざわざモデル化するのかは、永遠の謎である。
プロィエクト1135はNATO名称「クリヴァク」級で、対潜能力の高さには定評があったが、逆に水上打撃力には劣っていたとされる。
デヤテルヌィは完成後、黒海及び地中海の警備に当たったが、黒海に西側の潜水艦が入ってくることなんてあるの? という疑問はさておき、1978年、1988年には海軍総司令部主導の対潜訓練で最高成績を納めたこともある殊勲艦であり、衛星国にも何度か派遣されている。どうも1995年ごろに退役したらしい。おしまい。
Orel社は相変わらず、書く事があまりない艦を選んでくる。

今回はいつもと趣向を変え、まずは公式フォーラムから拾ってきたCGイメージを見てもらおう。

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CGイメージよりも、表紙写真の方が分かりやすいかもしれないが、艦首の一番いいとこに置いてあるチクワ四本セットみたいなものがプロィエクト1135の主兵装、RPK-3対潜ミサイルの発射ランチャーだ。RPK-3は、発射されると魚雷を抱えたロケットがマッハに近い速度で空を飛んで敵潜水艦の近くまでいき、そこから水中に魚雷が投下されるという、説明だけ聞くとうまくいきそうにない感じだけどもうまくいったら超強そうな兵器だ。
そして、なぜ今回はCGイメージでの紹介なのかというと、完成写真がこんなのだからだ。

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しょぼーん。
「完成写真」ってうっかり書いてしまったが、これ、完成してないよね。

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テクスチャは、艦船模型なので汚しのないスッキリとしたタイプ。艦のナンバーが「801」なのも、ヤマもオチも特にないデヤテルヌィの生涯を表しているといえるだろう。

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組み立て説明書は、グレーのCGタイプ。このサンプルだけでは、ちょっと説明が分かりにくそうな気もするが、どうだろうか。

そんなわけで、説明も特に盛り上がらなかったOrel社のソビエト海軍警備艦「Деятельный」は、スケールは艦船スケールの200分の1、定価は132ウクライナフリブニャ(約1500円)、難易度は3段階評価の「3」(難しい)となっている。
プロィエクト1135の14番艦「Деятельный」は、訓練で「すごいね」って褒められたのが生涯のクライマックスだが、16番艦「Беззаветный」(ベズザヴェトヌイ、形容詞「献身的な」)はもっと派手で、1988年になにを思ったのか黒海に侵入してソビエト領海へと入り込むそぶりを見せたアメリカ海軍ミサイル巡洋艦「ヨークタウン」に体当たりして押し返すというソビエト海軍史に残る大事件を起こしている。どうせカードモデル化するなら、そっちにすればいいのに。しかも16番ベズザヴェトヌイはウクライナ海軍にも一時期編入されてるのよ?(2004年に除籍、海没処分となった)


画像はOrel社サイト公式フォーラムからの引用。

*定価はあくまでも現地で購入する場合の値段です。日本国内で購入する場合には輸送費などを考慮し、2倍~3倍程度になるとお考えください。
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