T-26、起動輪のデザイン。

どもー。今日は地味更新ですよー。
T-26は、再設計した誘導輪と、上部転輪を試作しているんですが、両方とも途中なんで次のステップの起動輪の話をちょっと。

20101218_01.jpg

まぁ、こんな感じですわ。右下にちらりと見えているのは、トランスミッションの端っこのギアが入るハウジング。
ところでこの起動輪、歯の数がなんと23枚。なんだよーその半端な数はー。22とか24とかの偶数とか、「3x7で21枚だと力学的に加重が分散する」とかなら理解できる(そういえばビンの王冠のギザギザの数が3x7の21個だそうですな)んですが、よりにもよって23。半端だと思ったら、素数だよ23って。
あれか? 戦車兵がパニックになった時は、起動輪の歯の数を数えると素数だから落ち着くのか?
なんでこんな半端な数なんだろう。多分、設計上の必然性があるんでしょうが、半端すぎて作図が面倒でした。ぎゃふん。

ところで、手元の図面だけで判断すると危険なので、インターネット様にお願いして、各地の現存車輌の写真を見せてもらって(記録写真よりもクリアな写真が見つかりやすい)起動輪の歯の数を確認してきたんですが、ロシアとフィンランド国境地帯のロシア側、カレリア共和国のПиткяранта(Pitkyaranta、ピトキャランタ。多分ラップランド語の地名なんでしょうな)に置いてあるモニュメントのT-26が、18枚歯という他で見たことのない起動輪をつけている。

えー、なんだろうこれ。履帯の幅もちょっと狭いみたいだし。展示車輌の足回りというのはデタラメな事が多く、関係ない車輌の起動輪や誘導輪、履帯をつけていることも多いんですが、どう見てもT-26の起動輪だしなぁ。でも、歯の数だけ違う。
で、そんな時は現存車輌の資料まとめサイト、「Surviving Panzers」で確認ですよ。
そしたら、ピトキャランタのT-26は、なんとモニュメント用に作り直したレプリカとのこと。わーお! それにしちゃぁデキがいいぜ! 確かに、よく見ると防盾形状なんかに、微妙な違和感が…… 「フルスクラッチ」なのか、実車の残骸を利用しているのかわかりませんが、いい仕事ですなー。
危なく騙されて、「T-26って、起動輪は23枚歯だけど18枚歯のサブタイプもあったんだぜ」と大嘘を吹聴して恥をかくところでした。危ない危ない。

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