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Schreiber-Bogen イギリス製旅客機 Handley Page H.P.42

ども~一日空きましたー
実は、前からなんだか一部のフォルダへのアクセスが遅いなーと思いながらそのまま使っていた、古いマシンのハードディスクがいよいよ寿命らしくて、ついにセーフモードでしか起動しなくなっちゃいまして。そのため、新しくメインにしてるマシンの方へデータを引き上げたりするのに丸一日かかちゃいましたよ。そもそも、ブログの更新って、そっちのマシンでやってたし。
幸い、ほぼ全てのデータが引き上げられる見込みで、実害は「面倒」ってだけなんですが、ハードディスクは消耗品だねぇ、ほんとに。いわゆる「突然死」じゃなくて良かったですわ。

んで今日は、以前に「自慢するよー」と言ったっきり、放ったらかしになっていたドイツSchreiber-Bogenのイギリス製旅客機 Handley Page H.P.42「ヘラクレス」のレビューですよ。

「Schreiber-Bogen」は、正しくはメーカー名ではなくてブランドで、会社名は「Schreiber-Verlag」(Schreiber出版社)なのかな? 「Schreiber」はドイツ語で「書記」などの書く職業のことだから、印刷屋さんらしい名前だなぁ、と思っていたら、創業者が「Jakob Ferdinand Schreiber」さんなんだって。ぎゃふん。
ちなみに創業はなんと1831年! 日本で言うと江戸時代は天保年間ですよ。ひゃ~
もっとも、そのころから飛行機とか作ってたわけはなくて、どうやら聖書のワンシーンを背景と人物(人の形に切り抜くだけ)で再現する宗教ものが多かったみたいよ。

HP-42_1.jpg

わしが持ってるのは今はなき「パピエクラフト」ブランドの輸入販売版。
たしか、15年ぐらい前には新宿マルイシティ(この名前も今はない)にホビーショップのイエローサブマリンが入っていて、そこで買ったんだと思います。
でも、「パピエ」ってフランス語じゃないの? ロゴの下の「手造りの「アソビ」からファンタジックな世界が生まれます」というのも、よく考えれば変だ。印刷は機械がするんだから、ペーパークラフトが「手造り」だったら、プラモデルだって「手造り」じゃないか。

HP-42_2.jpg

それはそれとして、完成品写真をクローズアップ!
急速にクオリティが上がったカードモデルに慣れた現在の目から見ると、ちょっと物足りないかも知れないけど、これ買ったのが1990年中ごろだから、リリースはそれより前のはず。スケールも50分の1とカードモデル標準スケールに比べれば小さめ。20世紀のカードモデルとしては抜群のクオリティですな。ちなみに胴体の「波板」は当然テクスチャ表現。あと、50分の1でも翼幅は80センチもある巨人機です。

HP-42_3.jpg

内容はA4のマット紙7枚+アート紙13枚という豪華なもの。写真はそんなにあるようには見えませんが、これはA3二つ折のシートを折ったまま撮影したから。しかも、一部はベタや部品貼り付け位置を指示する数字だけながらも両面印刷。
なお、「パピエクラフト」ブランドなのは外箱だけで、中身はドイツ製商品がそのまま入っています。

HP-42_4.jpg

マット紙の部品はこんな感じ。すごく黄色いのは、HP-42の機内色が黄色いわけじゃなくて、完成したら隠れて見えなくなる部分を黄色く塗ってあるから。余白との区別なんでしょうな。そもそも、キットは操縦席のみ内部ありで、その後ろのキャビンは中身なし。

HP-42_5.jpg

で、こっちはツヤツヤのアート紙の外皮部品。右半分は光が当たってなくてただのグレーに写っちゃいましたけど、実物は特色シルバーで金属地肌を表現。ゴージャ~ス。印刷も、カスレやムラがなくてキレイよ。

HP-42_6.jpg

これは操縦席の座席パーツなんですが、Schreiber-Bogenの(あるいはドイツ式は全てそうなのか)谷折指定は点線に「x」が重ねて書いてあり、折った後でも豪快に折り線が見えてしまうのが残念。「Card Modeling FAQ」では「最悪の指示方法」と名指しで批判されていました(笑)

HP-42_7.jpg

組み立ては、展開図に書き込まれた部品貼り付け指示番号に従って組み立てていく方法で、組み立て説明図はほぼこれだけ。ステップ・バイ・ステップの説明書が付くようになったのって、結構最近なんですね。

実機、Handley Page H.P.42は1930年に開発され、イギリスのインペリアル・エアラインで使用された旅客機。生産は8機で、厳密にはそのうち4機が東方航路向けのH.P.42で、残り4機は西方航路向けのH.P.45(H.P.42Wとも)。両者はエンジンが異なったそうな(西方航路の方が距離が短いので、燃費を犠牲にして出力を上げている)。
8機にはそれぞれ製作したハンドレイ・ページ社にちなんで「H」で始まる固有の名称が与えられ、キットはG-AAXC「ヘラクレス」号。なお、ヘラクレス号は厳密には西方向けのH.P.45。
30年代の旅客機なので、乗客数はH.P.42が24人、出力を上げたH.P.45でも38人に過ぎないが、10年に渡る運用中には飛行中に事故を起こしたことは一度もなかったというから立派。
1機が格納庫火災で失われた以外の7機は1940年に空軍に徴用されましたが、次々に地上での衝突や不時着での損傷などによりほぼ1年で全機が失われています。もともとが整備された大空港用だったから、軍での過酷な使用には耐えなかったんでしょうが、軍事転用をいやがってストライキをしてるみたい、と言ったらちょっとセンチメンタル過ぎか。

美しい印刷の美しい旅客機、そのうち作りたいキットですなー。ちなみに現在でもこのキットはSchreiber-Bogenのカタログに掲載されているので、手に入れることは可能だと思います。
あと、以前に買ったRebelのプラモデルのヘラクレスも一緒に自慢しようと思ったけど、他のガラクタに埋もれて出てきませんでした。ぎゃふ~ん。
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