紙の話。

今回は、道具というよりも「テクニック」に近い内容です。
企業や個人さんから展開図をダウンロードしたら、それをプリントアウトしてペーパークラフトの制作が始まるわけですが、さて問題はどんな紙にプリントアウトしたものやら、ということです。
紙質の指定がある場合もありますが、平方メートル当たりの重さで紙の指定がされている場合もありますよね。でも、紙の重さって質でも変わってくるので、同じ重さでも厚さが違う事も当然あります。個人的には、製作者が厚さどれだけの紙を意識して展開図を書いたのか、が重要だと思うのですがどうなんでしょう。紙厚の選択を間違えたせいで誤差が集積してせっかくの完成品が歪んだりするとションボリですよ。
そんなわけで、推奨される厚さがはっきりしない型紙をダウンロードした時、なににプリントアウトするかはユーザーに任されてしまうわけですが、紙の選択基準としてまず「しっかりしたもの」がいいですよね。完成品の強度はもちろんのこと、平面がたるまないでキッチリ出た方が完成品のイメージがよくなりますし、手順を間違えて中空の箱に部品を押し付けて接着する時なんかも紙厚がしっかりしていると少し無理な力をかけられます。細かい部品の場合、「フチにノリをつけて接着」なんていうアクションも登場しますので、やっぱり紙厚はある程度ほしい。
その一方、紙が厚いと曲げや丸め加工がしづらいという欠点があります。とくに細いパイプを作る時は腰が強い紙だと、もう絶望的な結果しか得られません。
さて、この矛盾した条件をどう解決するのか?
一時は、同じ展開図を「薄い紙」「厚い紙」にプリントアウトして、部品によって使いわけたりもしたのですが、こうすると紙質で微妙にインクの発色が違うのがけっこう気になる。
一方、薄い紙を基本的に使って、強度が必要な場合には厚紙で裏打ちする、というのはけっこう使える策です。ただし、ちょっと面倒。
いろいろと試した結果、最近の一番のお気に入りはコクヨのインクジェットプリンタ用紙 厚紙用紙です(うちのプリンタはインクジェット)。紙厚0.21ミリで腰も強く、強度はバッチリ問題なし。では、細かく丸める時には? 実はこの紙、積層構造なので余白部分などを揉むと表面がペロンと剥がれるんです。大面積を剥離させる場合は気をつけないと、印刷面が破れてしまうこともありますが慣れればナイフの刃先で引っ掛けながらペロンペロンと剥がせます。細かい部品を加工する場合は、これを利用すれば印刷の調子に変化なく加工しやすい厚さを手に入れられますよ。やったー!
欠点は、うちのプリンタとの相性かもしれませんが、少し発色が沈んだ感じとなります。また、表面は艶消しなのでピカピカのモデル(レースカーなど)には向いていません。自分の場合は作るのが戦車みたいな艶消しで色も沈んだものばかりなので気になりませんが、得意分野によっては使えない方もいるかも。
また、表面が剥がれるのは長所であると共に短所でもあり、組み立て終わった部品に無理な力が加わると、接着されている表面ごとバリっと剥がれてしまうことがあります。これをやってしまうと、場合によってはけっこう痛い。
あと、コクヨの公式ページに「この商品は在庫限りをもちまして販売終了にさせて頂く予定です。あらかじめご了承願います。」って書いてある。ぎゃふん。
たぶん需要がどうこうではなく、この商品がコクヨの社内独自の基準で「エコ的に優れていない」と判定されているので問題を解決した同等の新商品がすぐに出ると思いますが、こればかりはコクヨさん次第なのでなんとも。
と、いうわけでコクヨさんから代替商品が出なかったときに備えて、最高の紙を探す旅はまだまだ続くのでした。
スポンサーサイト

テーマ : 趣味と日記
ジャンル : 趣味・実用

コメントの投稿

非公開コメント

展開図公開中
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
プロフィール

のとっちょ

Author:のとっちょ
カードモデル初心者が苦闘するさまをご覧あれ。

検索フォーム
リンク(順不同、敬称略)
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード