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GPM ソビエト軍襲撃機 Il-2m3

どもー、ここ数日涼しい日が続いたと思ったら今日は厳しい残暑。しかも、夜になったら雨と雷で窓が開けられずに蒸し暑いというイヤなコンディション。でも、めげずに本棚から蔵書を引っ張り出してきて紹介するですよ。
今回紹介するのは、このポーランドGPM社の「Il-2m3」です。

Il-2m3_1.jpg

表紙では「l」(小文字のエル)が大文字で、しかも斜線の入った「エウ」になってます。ポーランド語ではよく、「エル」が「エウ」になったり、ならなかったりするんですが、どういう基準なんでしょう?
この「Il」というのは設計局、西側でいうところの「メーカー」の名前で、この場合はイリューシン設計局の設計を表します。「2」はこの設計局2番目の設計を示しており、Il-1はなんだか良くわからんない戦闘機で18機しか生産されませんでした。ただし、この番号は「戦闘機は奇数、それ以外は偶数」という決まりがあるので、例えばイリューシン設計局が気を良くしてIl-2の後継機をすぐに製作しても、「Il-3」ではなく、「Il-4」となります(実際には「Il-4」は別系統の双発爆撃機)。

Il-2m3_2.jpg

完成写真をドーン。うーん、飛行機のカードモデルは、紙の質感が軍用機の半ツヤ塗装とマッチして、いい感じだねー。
Il-2は、もともとは単座の飛行機で、低空で飛行して敵地上部隊を攻撃する「襲撃機」でしたが、この手の機体は地上からの反撃をもろに浴びるために、小銃で撃ちまくられただけでも運が悪ければパイロットが被弾、墜落してしまうという弱点がありました。そこで、イリューシン設計局は、なんと装甲板で作った箱の中にコクピットとエンジンを入れ、そこに後部胴体と翼をつけるという大胆な構造を採用、風防も厚さ6センチの防弾ガラスという「空飛ぶ戦車」としたのです。
しかし、初期のIl-2は背後上空からの攻撃に無防備で、低空を這うIl-2に対しドイツ軍戦闘機は斜め後ろからの反復攻撃で対処しました。それではたまらんので、コクピットの後ろに銃座を新設した「Il-2m」が登場。さらに装甲を増したことなどにより、(一説には最初っから怪しかった)前後方向のバランスが崩れ、主翼外部を後退させることで重心を取り直した「Il-2m3」へと改良されました。
プラモデルではIl-2m3の模型って、長らくいいのがなかったんですよねー。AIRFIX社のIl-2m3は平面形が全然違うという、もはや別の飛行機だったし。

Il-2m3_3.jpg

テクスチャは汚しのないタイプ。表紙では迷彩色のレッドブラウンがけっこう明るく見えますが、実際にはかなり暗い色です。ラインはシャープで、ムラやカスレもないご機嫌な印刷クオリティ。

Il-2m3_4.jpg

拡大してみるとこんな感じ。パネルラインなどのディティールは単なる「線」ではなく、ハイライトと影を使った立体的な表現。この「だまし絵」的表現のおかげで、細かい凹凸が省かれてパーツ数は少なめとなっています。

Il-2m3_5.jpg

組み立て説明はデジタルのラインによるイラストタイプ。図版の数も多く、なかなかわかりやすそう。また、このキットには英語での組み立て説明が巻末に付属しています。
GPMのキットは、どこに設計者の名前が書いてあるんだかよくわからんことも多いんですが、今回は目立つところに「Lukasz Fuczek」氏の名前が堂々と書いてあります。 Fuczek氏はOrlikやModelikなど多くのメーカーに多数の航空機キットを提供している大ベテランなので、安心感も満点。
さらに、難易度も3段階評価の「2」となっており、なかなか飛行機には手が出ないわしでも「作ってみたい」と思わせる一品となっております。
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テーマ : 模型・プラモデル・フィギュア製作日記
ジャンル : 趣味・実用

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