GPM ドイツ軍重駆逐戦車 JagdPanther

この間、GPMのブルムベアを紹介した時にコメント欄でちょっとだけ話が出たポーランドGPM社のヤクトパンターを、今日は紹介してみるですよー。

JagdPanther_1.jpg

おお~、いいねー迫力だねー。プラモデルの箱が完成品写真だと、なんだか安っぽい感じがしますが、カードモデルの表紙は完成写真もいいですねー。少なくとも、一度は完成したという証明になるし。でも、擬装用のネットとか、車体正面のチェーンとか、キットに指示のないディティールアップもしてますな。履帯は立体彫刻だし。
ヤクトパンターに限らず、ドイツ軍の後期の車輌は短い期間で仕様がコロコロと変わって、初期型とか後期型とか細かくわかれるんですが、このヤクトパンターは一体成形ではなく分割式の2ピース砲身と、ボルト留めの大型防盾カラーが目印の後期型。
車体正面装甲のペリスコープは、初期型は2つ並んでいたのが中期型以降は1つが廃止されているんですが、このキットでは良く見ると1個分の幅に仕切りがあってペリスコープが2個入ってる。こりゃ狭そうだ。なんだか位置も微妙に違う気もするので、ここはあまり見ないようにしよう。

JagdPanther_2.jpg

そんな細かいことよりも、このクオリティーを見よ! 車内も質感たっぷりの汚しありテクスチャで再現されていて、ペリスコープがどーとかこーとか、細かい事はどうでも良くなる感じだ! ちなみにペリスコープは開口部に穴を開けているので、気に入らなかったら真ん中の柱を切りとってしまえばいいだけのことさ。

JagdPanther_3.jpg

あり、写真がさかさまだ。まぁ、面倒だからいいや。車内のテクスチャはこんな感じ。なんか、車内なのに汚れすぎじゃない? という気もしないでもないが、なーに、スケールモデルの汚しなんて、ちょっと大げさなぐらいがちょうどいいのさ。でも、縦方向に汚れが流れているのは、ちょっと雨漏りみたいかも。

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で、こちらは車体外側スキンのテクスチャ。今回は、ちゃんと天井まで迷彩してあるぞ。ツィメリットコーティングが剥がれてる表現なんかもあって、うーん、いい雰囲気だねー。
ただ残念なことに(わしの持ってる版だけかも知れませんが)、写真右上の車体前方機銃のテクスチャが、なぜかマゼンダが抜けてミスプリントとなっています。 ぎゃふ~ん。 しかもこのキット、よく見たら失敗した時なんかにパーツを切り出すための予備領域がまったくないぞ。 ぎゃふふ~ん。

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でも絶望するのはまだ早い! ブルムベアの時のように、今回もエンボス加工された「ツィメリットコーティング加工パーツ」が一枚、標準で付属しています。よかったよかった、ここから車体前方機銃を切り抜けばなんとかなるぞ。でも、そこだけエンボス加工だと変だから、やるなら全部貼り付けないとダメだろうな。
ちなみに、ブルムベアの時は英語の組み立て説明がついていましたが、今回はポーランド語のみ。同じ2006年リリースのキットなのに。

で、毎度御馴染みの、このキットの所属は? という問題ですが、今回は説明書にも書いてありませんでした。なぜか、車体番号もないし。
第一、この特徴的な”アンブッシュ”迷彩、パンター戦車やキングタイガー戦車では良く見ますが、ヤクトパンターでこの塗装の車輌って、あったのかしらん? 画像検索をかけてみると、「1944年、ルクセンブルグ方面、第559重駆逐戦車大隊」という模型がこの塗装をしていました。
うーん、でも、このヤクトパンター、車体後部を見ると戦闘室暖房用ダクトが排気グリルについているし、排気管は消炎装置付きなので1944年12月以降の生産車輌のはず。はたして、12月につくった車輌が工場から直行でルクセンブルグで行われているバルジ戦に参加できるのか? ……そもそも、よく考えたらこのタイプの車輌が1944年9月に廃止になったツィメリットコーティングをしているはずがないじゃないか。
あれだな、きっと、第559重駆逐戦車大隊の車輌で車体後部をひどく損傷したツィメリットコーティング済みのヤクトパンターがあって、工場にスペアパーツを(アフターサービスのハガキで)頼んだら、現在生産中の最後期型仕様のパーツが来ちゃったんだな。それで修理の時に、なんとなく正面ペリスコープにも真ん中に柱を追加してみたんだ。きっとそうに違いない!

そんなわけで、細かいことはいろいろ気になるものの、やっぱりこのテクスチャの質感と完成写真の迫力にはかなわないので、もっと練習したら手をつけてみたいキットなのでした。
なんだかんだ言ってもカッチョいいし、そもそも「大戦中最良の駆逐戦車」と言われたヤクトパンターのキット、今手に入るのはこれしかないのです。
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ホントらしいですよ

Answer廃業は複数筋からの情報を複合した結果ですので信憑性が高いなあ~。(残念!)慌ててKV-85と睦月買っちゃいましたよ。(笑)実は此処のメーカーのティガー(冬季迷彩のやつ)の中身が気になっていたんですけどね~。SU-122の日の丸マーキングも見た時はビビりましたが、内容は良かったですよ。ハリちゃんのT-34に比べ簡単な足回りも私の様な素人にも完成出来そうと希望に満ちあふれていたもんです。

Re: ホントらしいですよ

ナオ さん、今晩は。
うーん、Answer廃業はもはや確定ですか。Su-101とか、初期型KV-2とか、ここしばらくちょっと変わった戦車を出していたメーカーだけに、本当に残念です。T-34も、迷彩色のレッドブラウンが「さつまイモ色」なことを除けば、組みやすそうないい感じのキットだったのに……
たしかに、こうなってしまうとAnswer製品はショップで見かけたら早めに確保しておいた方がいいかもしれませんんね。
情報ありがとうございました!
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