資料集めのオススメサイト。 ”Surviving Panzers”

いやはや、夏風邪ひいちゃったよー。T-26の設計もいいとこなのに、喉が痛くてまいったまいった。
そんなわけで精密作業をする集中力がもたない場合にはネットの海にドンブラコッコと乗り出して、プカプカと漂いつつ情報を拾い集めるわけですよ。
最近、”参考にしている”というか、”ハマっている”サイトが、こちらの ”Surviving Panzers”というサイト。運営代表者は、フランスの方ですが、サイト内は全て英語。英語圏じゃない人の書く英語は読みやすいので、英語が苦手な方でもかなり内容は把握できると思います。

で、肝心の内容は、タイトルの通り「生き残った戦車」の情報まとめサイト。一昔前は、「まだ現存している第二次大戦中の戦車」といえば、「アバディーンかボービントン、あとはソミュールかムンスターにあるかもね、ないかもね。そうそう、クビンカにも変な車輌がいっぱいあるよ」、という程度の情報しかなかったのですが、このサイトに集められた情報を見てびっくり。オリジナルのエンジンをレストアして、元気に走り回る状態のものから、かろうじて元戦車であったことがわかるような残骸、破片まで。生産国、系統別にまとめられたリストを見ると、世界中にあるわあるわ。
実車が現存しているイメージがあまりない、イギリス軍歩兵戦車「マチルダ2」がオーストラリアにはごろごろしているとか、フランス戦車もフランス国内や、ドイツ軍が治安維持に使っていたノルウェー、さらには中東戦争の時に慌てて旧式戦車を買い集めたイスラエルに現存している、なんていう情報が続々。見てるこっちは驚きでゾクゾク(韻を踏んでみました)。

さらにこのサイトは、リストアップに留まらずに可能な限りその来歴も記してあり、これがなかなか読んでいておもしろい。例えば「アバディーンに飾ってあるT-34、1941年型は2輌あるけど、1輌はドイツ軍が鹵獲して使用していた車輌を接収したもので、もう1輌はソビエト政府から正式に送られたもんなんだぜ」とか「なぜか南米のニカラグアに飾ってあるイタリアのL3軽戦車は、イタリアの独裁者ベニート・ムッソリーニからニカラグアの独裁者アナスタシオ・ソモサ・ガルシアに贈られた2輌のL3のうちの1輌なんですよ、あなた」みたいな話が満載。ドイツ戦車なんて、ほとんどが所属部隊や車輌番号まであきらかになっている。

もちろん、このサイトには「リスト」があるだけで、写真も基本的に各車輌につき1枚づつですが、リストからリンクされているサイトには詳細なクローズアップ写真が山ほどあることも多く、それがない場合にもこのリストを足がかりに検索をかければ貴重な現存実車の写真が大量に見られるってわけですよ。
中には土浦武器学校の三式戦車に「走行可能」と書いてあるような間違いも見受けられますが、各車輌のオリジナルの残っている度合いや修復箇所についても考察されており、うっかり博物館での修復跡をそのままキットにしてしまうという、ありがちなミスも事前に防げてとってもハッピー。
そうそう、それから ”German WW2 armoured vehicles”というカテゴリの中に、”Reproductions of~”という、現用車輌から改造された映画やイベント用の再現車輌のリストがありまして、この間の「ドイツ軍のチハ戦車」もここで拾ったネタです。

とにかくユニークな情報量が多く、「中東には大戦中の車輌が多数放置されている」とか、「東欧の博物館もいろいろおもしろいものを隠し持っている」とか、「スウェーデンの戦車ってファンタジーに出てくる架空の戦車みたいなカタチしてるよね」とか、発見満載のサイトでした。
ちなみにリストそのものはなぜかPDFでの提供。ダウンロードしてから見てね、ということなのかしらん?
スポンサーサイト

テーマ : 模型・プラモデル・フィギュア製作日記
ジャンル : 趣味・実用

コメントの投稿

非公開コメント

展開図公開中
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
プロフィール

のとっちょ

Author:のとっちょ
カードモデル初心者が苦闘するさまをご覧あれ。

検索フォーム
リンク(順不同、敬称略)
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード