PRO-MODEL イギリス軍戦車 General・Grant

どもー、昨日はいきなり盛り返した暑さにやられてダウンしちまいましたよ、すんませんねー。これも48版BT関係が一段落ついて、ちょっと気が抜けているということなのかしらん。
まぁ、ここは一つ気持ちを入れ替えて、今日は手持ちのネタからポーランドPRO-MODEL社の25分の1イギリス軍戦車ジェネラル・グラントの紹介なんてしてみるですよ。
ずどーん。

Grant_1.jpg

きたっ! いきなり表紙で、まさかのキット名間違いですよ! 「GENERAL GRAN」ってなんじゃ。
一瞬、ポーランド語ではそういう表記が一般的なのかとも思ったけど、調べてみるとそんなことないし、そもそも中に載っている実車説明の文章ではちゃんと「General Grant」になっていた。
表紙で思いっきり間違えると言えば、MODELIK社の「T-100」のキットなのに、表紙の絵は「SMK」というのもありましたが、名前を間違えるというのは新しいパターン。

表紙の作例も、切り離したフチをタッチアップしていなくて、なんだかイマイチなクオリティを想像させて残念。
「作例がショボい」で思い出しましたが、昔、台湾の「Blue Tank」というメーカーから出た35分の1のケッテンクラートの箱が作例写真だったんですが、それがまぁ、ショボいのなんのって。あまりのショボい作例に、どんな内容なのかと思って買ってみたら、中身は旧日東科学のケッテンクラートという、まぁ普通の内容で、うれしいやら、ガッカリするやら、という複雑な感想を抱いたのも今ではいい思い出です。
まぁ、この手の話をしているとキットの説明がいっこうに進まないので、ケーブルテレビでやってる怪しい伝説に登場する日系人メカオタクの「グラント・イマハラ」って、グラントもイマハラも両方苗字じゃない? って話はまた今度することにしましょう。

Grant_3.jpgGrant_4.jpg

そんなわけで、表紙はなんとも購入者を不安にさせる感じのこのキットですが、中身を見てみると、あら、けっこういい感じよ。
塗装の基本色も、表紙の「みかん色」ではなくて、もっと落ち着いた感じのサンドカラー。
よく見ると、表紙の作例では砲塔の中隊識別用の三角形のマーキングの中が白く塗られているけど、展開図では下地の迷彩が見えていたりするので、どうやら作例はカラープリンタで刷り出したテスト版みたい。

Grant_5.jpg

組み立て説明は、ラインでの解説図となっており、あまり図の数は多くありませんが、そもそも、そんなに複雑な内容ではないのでこれでも大丈夫かな。
それより問題なのは、このキット、どういうわけか組み立てを解説する文章が全く載っておらず(車輌の説明はポーランド語、英語、ドイツ語で3回も載ってるのに)、補助記号もほとんど使われておりません。厚紙に貼って厚さを増すパーツは、パーツ番号の後に「(1mm)」とか書いてあって、厚紙の厚さを指示してあるんですが、写真右側の心材のページにはそれさえもなし。たぶん、○で囲まれた数字のパーツは、1ミリの厚紙に貼るんだろうな、と思いますが、これまた不安になる内容。

Grant_2.jpg

そもそも、この「PRO-MODEL」というメーカー、2000年ごろに十数個のキットを出したのですが、そのラインナップがドイツやロシアの19世紀末の装甲艦とか、ネーベルベルファーを背負ったルノーUE装甲牽引車とか、7TP戦車の足回りを使ったC7P火砲牽引車とか、わけわからんアイテムばっかり(7TPはリリースされなかった)で、そのまま消えてしまったという、なんというかカードモデル界の「オルメカ文明」のようなブランド。しかも、このグラント戦車、どこを見てもデザイナーの名前がないよ。ひどいじゃないか。

しかし、カードモデル界ではとっても人気のないアメリカ戦車(亡命ポーランド軍だってシャーマンは装備していたんだから、シャーマン戦車はもっとリリースされてもいいと思うぞ)、その中でもGPMが過去に一度だけ米軍仕様の「M3リー」(グラントとは砲塔が違う)が出たっきりの恵まれていないM3中戦車を造りたければ、このPRO-MODELのグラントは見逃せないでしょう。今でも時々海外のショップで見かけるので、興味があったら手に入れてみてください。

あ、そうそう、このグラント戦車の所属ですが、左フェンダーの誇らしげな赤いトビネズミのマーキングは、北アフリカ戦線のもう一方の主役、イギリス第7機甲師団! なのはいいんですが、右フェンダーのマーキング、「緑の四角」って歩兵旅団のマーキングで、グラント戦車は編成に含まれないのでは……? 「30」っていう数字も、どこの連隊だかよくわからないし。迷彩も、あんまり見かけない三色迷彩で、砲塔の「FANNY」という文字そのままの「奇妙な」車輌なのでありました。
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No title

さすが、「25分の1、井戸」をリリースするお国柄。あちらの人は違いますな。
表紙なんてしょせん梱包材、作例の写真なんてダンボール箱のちょっと気の利いたロゴ印刷程度なんでしょう。
お客もみんなマニアの中のマニア、表紙がヘボいから・・・みかん色だし・・・なんか弱そうだし・・・とか思わないんですね、地味でも幸せポーランド。良い国だなぁ。

 井戸・・・ダウンロードされてるのかが気がかり・・・

Re: No title

トッポりんさん、今晩は。
日本人だと、「これ、本当に完成するの!?」というのが気になってしまいますが、時々、どこにも作例の載ってないキットが普通にあるのを見ると、向こうの人はそういうのが気にならないんでしょうか?
時々、「ひょっとして、カードモデルって、ポーランドでも全然知られていないホビーを、さも『こっちではみんなやっていますよ!』と吹聴している国家ぐるみのワナなのでは」と不安になる瞬間があります(笑)

それにしても、25分の1「井戸」……あそこのメーカーは第1作から「現用の軍のトラック」という、需要があるんだかないんだかわからないものだったのに、さらに人がいない方へと走っていくその後ろ姿には唖然としたものです(笑) そういえば自衛隊のただのトラック(いすず「73式トラック」らしいです)のプラモデルって、ないですね。売れないんだろうな……
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