Orel T-18

2009年に入ってから、ポーランドの大手出版社を上回る勢いで新作をリリースし、その存在感を着実に大きなものとしつつあるウクライナのアリョール社。今回はそのアリョール社からのホットな新製品T-18、別名MS-1を紹介する。
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T-18はルノー社の傑作戦車、FT-17を参考に開発されたソビエト初の国産戦車だが、なんというか、苦笑を禁じえない感じのアレンジがされているためにそっと忘れておいてほしいスタイルとなっている。
スタイルはちょっとアレだが、縦置きサスペンション(これもフランスのシトロエン・ケグレスサスペンションのコピーなのでは?)の性能が優れているためにT-18は悪路での走行性能は原型のルノー戦車よりも良かったという。また、一部の資料にはハサン湖における日本とソビエトの国境紛争、いわゆる張鼓峰事件に参加し日本軍と戦ったとされており、日本人としても無視できない存在だが、それにしてもかっこ悪い。
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肝心のモデルは、アリョール社の戦車は細かい部品が多い割りに全体の雰囲気があまり良くない、という批判も一部にあるようだがT-18に限って言えば、実車のションボリ感が十分に再現されていると言えるのではないだろうか。
T-18といえば、モルドバAER社がプラモデルを出しており、ペニャペニャの箱やヒサ・クニヒコ氏風の戦車兵が書かれた(キットには戦車兵は付属していない)わら半紙みたいな説明書が思い出されるが、どうしても個々の部品が分厚く、T-18のもつ「力弱さ」が十分に表現できているとは言えなかった。それに比べれば、今回のT-18は紙のもつ質感が車両に良くマッチした良い雰囲気をまとっているのではないだろうか。
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後ろから見ても満遍なくカッコ悪いこのT-18、スケールは定番の25分の1、定価は34ウクライナフリブニャ(約400円)と、電卓がぶっ壊れたのかと思うお手軽価格となっている。ウクライナ方面へ旅行の予定がある読者には、カードモデル入門編としてオススメしたい一品だ。

写真はアリョール社サイトからの引用。

*定価はあくまでも現地で購入する場合の値段です。日本国内で購入する場合には輸送費などを考慮し、2倍~3倍程度になるとお考えください。
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