SuperModel チェコスロバキア軍豆戦車 TC.33

どもー。今日も手持ちから変なもの出しまーす。
2001年にポーランド「SuparModel」社がリリースした、チェコスロバキア軍豆戦車 TC.33です。

SupMod-TC33.jpg

なにしろ、ものが2人乗りで重さ3トン弱の豆戦車なんで、パーツもB3を2つ折りにしたこれで全部。なんとも写真の少ない紹介じゃね。
右のページ、上の真ん中に黒い丸があるのは、ここに穴を開けて紐で吊るして、駄菓子屋のブロマイドみたいに売れってことなのかしらん。
「SuparModel」は、一時期38センチロケット砲を搭載したストームタイガーとか、イギリス海軍のウォーラス飛行艇とか、変なキットをリリースしてたんですが最近聞かなくなったなぁ。やめちゃったのかなぁ。なにしろブランド名がブランド名なんで、検索かけても関係ないもんばっかり引っかかるし。

メーカーのことがサッパリわからんので、とっとと車輌の説明の方へ。
ここでは「TC.33」となっていますが、どちらかというと「vz.33」という名前の方が検索でよく引っかかります。また、「プラガ-1」とか「P-1」と呼ばれることもあるようです。
まぁ大方の予想通りに、カーデン・ロイドの豆戦車をライセンス権ごと購入して、独自のアレンジを加えてハイ! 国産戦車のできあがり! というポーランドやイタリアが通ったのと同じ経緯で生まれた豆戦車ですわ。
プロトタイプは、なんだかアンダーパワーで性能はさっぱり、おまけに軽装甲で小銃弾でも貫通してしまうので量産型では装甲厚を増し、エンジンも強力なものに換装してみました。プロトタイプはその後、なぜかイラン皇帝にプレゼントしちゃったそうです。なんじゃそりゃ。
乗員は操縦士とその隣に座る機銃手の二人ですが、ちょいと気を利かせて、運転席からも操作できるように操縦席側にもボールマウントで機関銃をつけてみました。すごい! 火力倍増! でも、実際に使ってみると運転手が操縦中に機関銃を使うことは不可能(あたりまえだ)な上に、機銃手の機関銃も時速10キロを越えると動揺で照準をつけることが不可能、つまり走行中は射撃不可能なことが判明。あと、小さすぎて無線が積めなくて集団運用できない(でも、この時期に無線のことを気にするってのは、なかなか先進的)ってんで生産は70輌で終了。プラガはその反省を踏まえて、より本格的な戦車Lt vz.38、後のプラガ38(t)の設計に着手します。
で、作っちゃった70輌は訓練に使っていましたが、ドイツによるチェコ解体で40輌がドイツ軍へ、30輌が新たに独立したスロバキア軍へに接収されます。でも、さすがに戦車不足の枢軸軍も、これじゃあ使い道がなくってほとんどがスクラップになったようです。とほほーん。
なお、ドイツ軍では実戦に使用した記録はありませんが、スロバキア軍のTC.33は終戦間際のスロバキア蜂起で実戦に使用されたらしいです(蜂起側か鎮圧側かは不明)。

キットの方は、印刷がどうこう、というよりもわしが持っているものは多分保管状態が悪くて、印刷がすれて全体的に紙が汚れているのが残念。特に、履帯の特色銀印刷がこすれて互いに色移りしているようです。しかし、版ズレは起こしていないので3色迷彩はきれいな仕上がり。迷彩色も渋くていい感じです。
また、写真には1枚しか撮っていませんが、実は1つ買ったら2枚送られてきました。片方は下半分が破れてダメージがあり、もう片方は上半分にシワのようなダメージがあるので合わせて作れってことかしらん? ちなみに紙質は表面ツルツルでツヤ有りのグロスアート紙。うーん、個人的には戦車にツヤ有りの紙は似合わない、と思うんだけどどうなんだろう。Halinskiの古いキットもツヤ有りなんだよね。

カーデンロイド系列の戦車といえば、ポーランドのTKSとイタリアのL3がメジャーですが、TC.33は戦闘室のお尻が急になくなっているなど独特なアレンジがされており(車内が超狭そう)、一度立体で見てみたいのですが、うーん、線はデジタルできれいだけど、良く知らないメーカーの2001年の展開図じゃ完成しないかもな……と思いながらよく見たら、なんとデザイナーはModel-hobby新砲塔チハ戦車をデザインしたMarian Sobel氏でした。Sobel氏ならHalinskiの衝撃作、内部再現タイガーをデザインしたのが98年。おおっ、これって意外にキレイな仕上がりが期待できるかも? そのうち挑戦してみたいですー。

スポンサーサイト

テーマ : 模型・プラモデル・フィギュア製作日記
ジャンル : 趣味・実用

コメントの投稿

非公開コメント

展開図公開中
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
プロフィール

のとっちょ

Author:のとっちょ
カードモデル初心者が苦闘するさまをご覧あれ。

検索フォーム
リンク(順不同、敬称略)
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード