MODELIK ソビエト軍装甲偵察哨戒車輌 BRDM

庭で花火で遊んでいたら意外と量が多かったのでいつもより遅めの更新となったが、本日の新製品紹介はポーランドMODELIK社「夏の新作」9連発から、ソビエト軍装甲偵察哨戒車輌 BRDMを紹介しよう。

BRDM okladka

なんだか寂しげな感じの表紙だが、この表紙は98年に出版された旧版と同じものであり、今回は手書きであった旧版の展開図をデジタルに修正した「デジタルリマスター版」となる。従ってこのキットも、線はきれいで部品も少なめだが、やや合いの方は難有り、と先に覚悟しておきたい。

BRDM(キリル文字では「БРДМ」)はロシア語の「装甲、偵察、哨戒、車輌」の4つの単語の頭文字を並べたもので、1959年から生産が開始された。その後、1960年代中盤には後継車輌のBRDM-2が開発されたために、一般的には区別のために「BRDM-1」とも言われる。BRDM-2が「スーパー大戦略」でぶるんぶるんと元気に走り回っていた(けど弱かった)のに比べ、BRDM-1はややイメージが薄いが、1万輌という多数が生産され、いまだにアフリカの小国などで600輌が現役にあるとみられている。

BRDM Foto.1

さっそくの完成写真だが、うーん、塗られちゃってるねぇ。機銃とかディティールアップしてあるっぽくて、キットの状態がさっぱりわからんちん。

BRDM Foto.2

BRDMの特徴は、道路事情の悪いロシア及び東欧での行動を考慮した悪路走破性能にある。写真に写っている、車体のおなかの小さい車輪は、駆動能力はないが「底付き」を防ぎ、障害物を乗り越えやすくしている。

BRDM Foto.3

さらにお尻の丸ハッチを空ければスクリューが装備されており、90馬力エンジンをうんうん唸らせて陸上を時速80キロ、水上を時速9キロでどんどん走っていける優れものだ。その代わり、装甲は最大10ミリと、弾片や小銃弾を防ぐ程度しかないので、間違っても戦車なんかと殴り合ってはいけない。戦車に出会ったら最高速度と悪路性能を生かしてぴゅーっと逃げ去り、「戦車がいましたよ!」と司令部に報告するのがBRDMの役目だ。

BRDM Ark.2

テクスチャはMODELIKスタンダードの汚しのないスッキリしたもの。完成写真でもサンプル展開図でも、国籍マークなどのマーキングが一切ないが、偵察車輌だから、西側にうっかり捕まっても、「どこの者だ、言え!」「言うものか……ぐふっ!」「舌を噛みよったわ。敵ながらあっぱれ」みたいに所属がわからないようにマーキングしていないんだろうか(後でサンプル展開図よく見たら、尻に車輌番号が書いてありました)。
改めて考えてみると、おなかに車輪が隠してあったり、水上をひよひよ走っていったり、BRDMってちょっとNINJAっぽいと言えるのではないだろうか。そうでもないか。

BRDM Rys.2

組み立て説明書はラインのみだが、なかなか詳細な内容のようだ。こうやって見ると、けっこう細かい部品もあるようだが、手書き時代にこれらの極小パーツがどんな風だったのかは想像するだに恐ろしい。

MODELIK ソビエト軍装甲偵察哨戒車輌 BRDMはスケールは25分の1でも全長は22センチと小粒なキットだ。定価も24ポーランドズロチ(約800円)と、手頃なものとなっている。また、レーザーカット済みの厚紙用心材は21ズロチ(約700円)で同時発売だ。難易度は5段階評価の「3」(普通)となっているが、手書き時代の展開図なので警戒は必要だろう。
安価で小柄なこの車輌はまさに、MODELIKのデジタルリマスター展開図がどのようなクオリティなのか、「偵察」するのにうってつけのキットといえるのではないだろうか。

画像はMODELIK社サイトからの引用。

*定価はあくまでも現地で購入する場合の値段です。日本国内で購入する場合には輸送費などを考慮し、2倍~3倍程度になるとお考えください。
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