QUEST ポーランド軍試作練習機 PWS-33 ”Wyzel”

拙ブログと相互リンクしていただいている、紙模型静岡工場のナオさんが、先日Halinskiの表紙が素晴らしいキットについてレビューをされていたので、当方はあえて正反対の方向へ全速力で突っ走ってみるですよ。

ずきゅーん。

PWS-33_1.jpg

ばびんちょ! すごい表紙!
なんかもう、「パースが」とか「考証が」とか、そういうレベルをはるかに超越。
出版したポーランドのQUEST2(ロゴはどう見ても「QUEST」だけど、メーカーのページでは「QUEST II」と言っているので、いちおうここでも”2”にしておきます)は2002年参入の新しいメーカー。どうも個人がやってる同人誌のような規模のブランドらしいのですが、良く見たら編集長と表紙の作者が同じ苗字だった。予算節約のために身内に描いてもらったのかな? じゃあ、あんまり悪し様に言うのもわるいな。
うん、味がある絵だと思うよ。

ポーランド空軍は新型のPZL37双発爆撃機を採用し、さらに双発の重戦闘機が計画中であったために双発の練習機が必要となり、開発されたのがこのPWS-33”Wyzel”(猟犬)でした。性能は良く、ただちに量産開始が指示されたもののドイツ軍の侵攻により試作機2機が完成したにとどまりました。なお、1号機は空襲で破壊され、2号機はドイツ軍に鹵獲されたもののその後の所在は不明ということです。

さてさて、すごい表紙に驚いてばかりいないで、中身も見てみましょうか。

PWS-33_3.jpg

汚し、質感表現はとくにないスッキリしたテクスチャ。
線はきれいなのですが、残念なことに機体色がちょっとムラっぽい感じ。ほんのちょっとですけどね。写真を撮ってないんですが、裏側に色移りしたような汚れがあるので、印刷後に重ねておいたら上の紙に色移りしてムラっぽくなったのかも。

PWS-33_4.jpg

試作機なのでマーキングなどはなし。リサーチしないでいいからラクチンだわ~。
で、パーツ構成はさっきの写真とこの写真のカード2枚、ペーパー1枚でおしまい。「えっ、これって落丁なんじゃないいの?」と思ったけど、これで全部でした。構造があっさりしているキットだし、PWS-33がメッサーシュミットBf109よりも小さいという、双発としては極端に小柄な機体なんで、これでいいんですな。

PWS-33_5.jpg

中身があっさりしているんで、組み立て説明書もあっさりと、さっきの写真の右下半ページとこの裏表紙だけ。でも、この裏表紙の裏側に載ってる心材パーツはコピーしないと組み立て図がバラバラになっちゃうぞ。
デザイナーの”Marek Pacynski”氏は、あっさり風味の航空機を多数デザインしているベテランで、いろんなメーカーから作品が出ています。
ちなみに定価は12ポーランドズロチ(約400円)でした。昔、オオタキの48分の1の戦闘機のプラモデルをそんな値段で買ったなぁ。

それにしても、なんでこんな地味な飛行機をわざわざリリースしたんだろうか。と言うか、なんでわし、このキット買ったんだろう……

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No title

のとっちょさん今晩は。
いや、良いですよコレ!めちゃめちゃ味が有ります。しかし2001年のFLYのPZL37の表紙を見ちゃうと同じ棚に有ったら買わないな♪

PS
この間紹介されていた神戸の黄色いダックの水上バスですが、今週のぐるナイでTVに出るみたいですね。7月1日は要チェックですよ。

Re: No title

ナオさん、今晩は。
いやー、ポーランド製品の表紙は、フライモデルの最後の方のような「おおっ!」という感じの素晴らしく写実的な表紙があったり、今回のようなほんわか~な表紙があったりして、なかなか油断できないですね(笑) 中身の出来は、表紙とあまり比例していませんし……

黄色いダックは、計らずもちょうどタイムリーなキットだったんですね。情報ありがとうございます!
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