GPM オーストリア・ハンガリー海軍戦艦「TEGETTHOFF」・前編

もうわしちゃん、書きたいこと書いてると延々と文章が伸びて、読む方も目が疲れるし、チェックが不十分で雑な文章アップしちゃうし、FC2ブログのサーバーは圧迫するし、でいい事ないので、文章が長すぎる場合や時間が中途半端な場合には新製品情報も数回にわけちまえ、ということになった新製品紹介だが、さっそく本日はこの後で出かけないといけないために、今回は「前編」とさせていただく。ワーオ! ここまで一文章だ! 信じられない悪文だぜ!
あと、よく考えたら長々と書いた文章を結局はアップするんだからFC2ブログのサーバー容量にはなにも影響ないや。

TEGETTHOFF_250_1.jpg

今回紹介するのは、ポーランドGPM社から少し前にリリースされていたのだが、紹介するのを忘れていた(ごめんね)オーストリア・ハンガリー海軍戦艦「TEGETTHOFF」だ。

オーストリア・ハンガリーの戦艦といえば、去年の9月にやはりGPMからリリースされた戦艦SZENT ISTVANのキットを紹介したが、今回のTEGETTHOFF(テゲトフ)とSZENT ISTVANは、両方ともViribus Unitis(フィリブス・ウニティス)級戦艦であり、同型艦である。

「フィリブス・ウニティス」とはラテン語で時のオーストリア皇帝(兼ハンガリー王)フランツ・ヨーゼフ一世のモットー「力を合わせて」を意味する。オーストリア・ハンガリー帝国最初にして、唯一のド級戦艦で4隻が建造された。
ところが、オーストリア・ハンガリー海軍の動きは極めて不活発であり、戦争前半はほとんど動きを見せなかった。そして、やっと出撃した途端、以前も紹介した通りSZENT ISTVANがイタリア魚雷艇の雷撃を受け横転、沈没。
急いで逃げ帰った残り3隻は終戦までそのままじっとしていたが、オーストリア・ハンガリー帝国が敗戦により解体されると、海岸地方を領土とするユーゴスラビア(正確には、その前身のセルブ・クロアート・スロヴェーン国)に海軍の全艦艇ごと引き渡された。これは、オーストリア・ハンガリーとしては戦勝国である連合国に艦船が渡るのが悔しいので、「ユーゴスラビアは大戦と関係ありません。中立国です。オーストリアは海岸がなくなるので海軍は全てユーゴスラビアに差し上げます」とごまかすつもりだったのだが、連合国はそんなネタに付き合ってはくれなかった。
「それじゃ地中海にイタリアの仮想敵艦隊が残っちゃうの!」と激怒したイタリア海軍は潜水夫が操縦装置をつけ弾頭を外した魚雷にまたがってヒヨヒヨヒヨと水中を進んでいくという前代未聞の方法でユーゴスラビア軍港に潜入、フィリブス・ウニティス艦底に爆薬を仕掛け爆破。フィリブス・ウニティス艦長は、艦長になってまだ3時間という超ルーキーで乗員達も引き渡された戦艦に初めて乗り込んだばかりの者が多く、浸水を防ぐ措置もできずにワーワーと右往左往しているうちにフィリブス・ウニティスは横転、沈没した。
なお、いくらなんでも魚雷と潜水夫がエッサエッサと運んでいける爆薬で戦艦の腹に穴は開けられないよ、実はモーターボートがこっそりと爆薬を仕掛けたんだよ、という説もある。
でもイタリア人はこの「人間魚雷攻撃」が大層気に入ったらしく、第2次大戦でもアレクサンドリア軍港にヒヨヒヨヒヨと魚雷で潜入し、イギリス戦艦「ヴァリアント」と「クイーン・エリザベス」に爆薬を仕掛け大破着底させている。
(戦意に乏しいイタリア海軍で、最も戦果を挙げたのは、この人間魚雷「マイアーレ」(豚)である、とも)

さて、これで残るフィリブス・ウニティス級戦艦は「テゲトフ」と「Prinz Eugen」(プリンツ・オイゲン)の2隻。この2隻を保有するユーゴスラビア海軍は、このままだと「お前らオーストリア・ハンガリーの後継者じゃねーか」と因縁をつけられてしまうので、もうホントすいません、もらった戦艦は戦勝国に差し上げます、とテゲトフをイタリアへ、プリンツ・オイゲンをフランスへと引き渡す。
そもそもが敵対艦隊の戦力をなくす事が目的であったために、イギリス、フランスともフィリブス・ウニティス級戦艦を戦力化するつもりはなく、2隻は数年後にはそれぞれの国でスクラップになった。

と、フィリブス・ウニティス級戦艦について、たった今調べてきたことを、さも「ボクチン、ずっと前からオーストリア・ハンガリー海軍通でした!」とでも言いたげなしたり顔で紹介したところで、本日は時間切れ。肝心のキットの解説はまた次に。



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