次回予告:MODELIK ポーランド貨物用蒸気機関車Ty23と石炭の話。

次は、ポーランドの戦前の貨物用蒸気機関車Ty23について紹介させていただくんですが、なにしろ蒸気機関車ネタは1から調べないといけないんで、途中で時間なくなっちゃいました。

Ty23 okladka

いままで、ポーランドの機関車を説明するたびに「粗悪な石炭でも走るように工夫されていた」と書いていたんで、てっきりポーランドは石炭が不足気味なのかと思っていたら、実はポーランドは現在、ロシアを除くヨーロッパ諸国で唯一の石炭の輸出国だそうです。
20世紀末でもポーランド国鉄「PKP」(Polskie Koleje Państwowe、2001年に分割民営化された)の貨物輸送量の約半分が石炭だったそうです。そっかー、1939年から1940年にかけてのドイツの膨張は、ノルウェーの鉄鉱石とポーランドの石炭で鉄を作るための戦争だった、という見方もできるのかー。

第1次大戦後に独立したポーランドはドイツ、オーストリア、ロシア製の400輌弱の貨物用機関車を保有していましたが、それらは比較的小さい機関車でポーランドの貨物輸送の需要を十分に満たしておらず、早急により大型の機関車を調達する必要がありました。

ところで、どーしてもわかんないんですけど、かつてロシア帝国の一部だったころから、ポーランドって1435ミリ幅のヨーロッパ標準軌だったんですかね? だとすると、ロシア帝国は1520ミリ広軌だから、モスクワからガタコンガタコンとワルシャワへ向かっていくと、途中で軌道幅が変わっちゃうんですけど?
かと言って、革命だ! ロシア帝国崩壊! 今日からオレたちポーランド! さぁ、全部のレールをヨーロッパ標準軌に引きなおしだ! ってのもあまりに大変だし。
建国時に保有してた機関車がドイツ製、ロシア製機関車のチャンポンってことは、標準軌と広軌の区間が混在したのかしら。

まぁ、そんなこんなで1923年にドイツに頼んでTy23が設計され、最初の70輌こそドイツ、及びベルギーで建造されたものの、1925年にはポーランドでの国産化にこぎつけ、Ty23は1934年までに(外国製を含め)約600輌が建造されます。第二次大戦直前、ポーランドはヨーロッパ(ソビエトは除く?)で最多の貨物用蒸気機関車を保有し、その大部分がTy23でした。

さて、それら多数のTy23がどうなったのか、ってところはまた次回、ということで。

ところで、ここしばらく為替が妙な動きをしていて、このブログではポーランドズロチの円換算を3ズロチ=100円の計算でやってるんですが、今日は3.6ズロチ=100円ぐらいの円高ズロチ安となっています。新製品紹介にも円高を反映させようかなーとも思ったんですが、それぞれの商品の相対的な値段がわからなくなるんで、当分は3ズロチ=100円の固定相場でいかせてもらいます。
それではまたー。

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