マイナーアイテム列伝 イタリア海軍中央砲塔艦「Caio Duilio」・3

さてさて、前回までぐだぐだと書いてきたイタリア海軍中央砲塔艦「Caio Duilio」、今回はカードモデルのブログらしくキットの話をするですよ。

こんな艦のキットを出してるのは、ポーランドMODELIK社。意外と新しい2007年のリリース。

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カイオ・ドゥイリオは97年にも「GRYF HOBBY」というところが一度出していますが、表紙は同じなのでおそらく中身も同一でしょう。そもそも、「MODEL CARD」というブランドが97年に「GRYF HOBBY」と「MODELIK」に分かれたらしいんですが、GRYF HOBBYはここ数年活動がなくなっちゃいました。そんなわけで、カイオ・ドゥイリオの展開図もGRYF HOBBYからMODELIKが引き継いだのかもしれません。
どーんと完成写真。

Duilio foto2Duilio foto1

いやー、丸いなー。19世紀の装甲艦はどれも丸いなー。
デザイナーは「K.Wolbek & P.Czarnojan」と2氏の連名となっていますが、「P.Czarnojan」氏の方は他に作品がみつかりませんでした。「K.Wolbek」氏の方は、旧「MODEL CARD」ブランドのころにドイツ帝国海軍戦艦「モルトケ」とか英国海軍戦艦「アイアン・デューク」などをデザインしていた艦船専門のデザイナーです。でも、このカイオ・ドゥイリオ以外にMODELIKで新作がないから引退しちゃったのかなぁ。第1次大戦の艦船はプラモデルが少ないから、もっといろいろデザインして欲しかったなぁ。

Duilio foto3Duilio foto4

このMODELIKのキットは、他の場所でよく見かけるカイオ・ドゥイリオの図面と違って、中央砲塔部の前の構造物の位置が左舷側に寄っています。実際のカイオ・ドゥイリオを正面から見た写真がみつからないので、どちらが正しいのかは不明。でも、これだと左舷側の砲塔は前を向いて撃ったら煙突吹っ飛ばしちゃいそうだぞ。それとも、真ん中に煙突を置いて左右スレスレで4門前に指向できる予定が、実際には衝撃波で煙突にダメージが出るから1門つぶれるのを我慢して前部構造物をちょっと寄せて、3門指向で妥協したとかなのかしらん。

skan0716b.jpg

で、展開図はデジタル。でも、もとの展開図が97年だから、手書きの線をデジタル化しただけだろうなー。あ、ひょっとするとK.Wolbek氏はコンピュータ使ったデザインができなくて引退したのかも?
テクスチャに汚しはなし。甲板の板表現なんかもあっさりしてるので、マニアなら一枚づつ板を貼ってメリハリを出したいところ。
MODELIKのイタリア海軍中央砲塔艦「Caio Duilio」、スケールは200分の1で完成すると全長約55センチ。定価は39ポーランドズロチ(約1300円)と、艦船キットとしてはお手軽ながらも難易度は5段階評価の「5」(とても難しい)なので、製作にはかなりの覚悟が必要となりそう。
さすがに中央砲塔艦は他にリリースはないので、19世紀装甲艦に興味のある方は、絶版とならないうちに是非、確保しておいてください。


画像は表紙写真のみGPMから、他はMODELIK社サイトからの引用。

*定価はあくまでも現地で購入する場合の値段です。日本国内で購入する場合には輸送費などを考慮し、2倍~3倍程度になるとお考えください。
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