MODELIK ドイツ軍60cm照空灯 Flak-Sw36

2010年、いきなりの8作同時リリースで好スタートを切ったポーランドMODELIK社、今回もその新作ラッシュの中から新作情報をお届けする。
以前、まさかの「整備部隊向け野戦クレーン」という驚きのアイテムチョイスでモデラーの話題をさらったMODELIKだが、春の8連作の中にはさらなる隠し球が残されていた。それが、今回紹介するドイツ軍60cm照空灯 Flak-Sw36である。

Reflektor okladka

どうしてMODELIKの表紙に描かれている兵士は、いつも微妙にやる気がなさそうなんだろう。
そんな疑問はさておき、これはまさしく「そうきたか!」の感のある意外なチョイスと言えるのではないだろうか。
「照空灯」という言葉は聴きなれないが、サーチライトのことを旧陸軍用語でそう言うそうだ。「探照灯」という言い方もメジャーだが、そっちは旧海軍用語だそうな。「高角砲(海軍)」と「高射砲(陸軍)」みたいなもんか。まったく仲が悪いな君らは。わしは、ついさっきまで「探照灯」と書いていたのを慌ててなおしたぞ。

Reflektor Foto.1

さっそくだが、ジャーンと完成写真である。
Flak-Sw36は口径60センチのサーチライトで、ケーブルでつながっている映写機みたいな発電機から電源を供給される。発電機の出力は8キロワット、そしてライトの明るさは135ミリオンカンデラだそうだ。ミリオン? ミリオンっていくつだっけ? えーと、ミリオンは100万か。と、いうことは、1億3千5百万カンデラ!?  本当か!? 日本で一番明るい灯台が室戸岬灯台の160万カンデラだというから、まさに桁違い! わーお! なんか桁違いすぎて自信がなくなってきたぞ。どっかで勘違いしてるんじゃないか?
でも、検索してみたら自衛隊の対潜哨戒機が装備してるサーチライトが7千万カンデラだから、そんなもんか。すごーい。

Reflektor Foto.3

Flak-Sw36は、その1億3千5百万カンデラの灯りで高度1千500mという低空で進入してくる航空機なら5キロ四方に渡って発見可能であった。
また、勘の良い読者は台座の形を見ただけでピンと来たかも知れないが、輸送時には汎用2輪トレーラーSd.Ah.51に積むことで自動車牽引も可能である(このトレーラーは2cm対空機関砲などとも共用である)。でもその場合、発電機はどうするの? 小さいキャスターがついてるけど、まさかこのまま牽引するんじゃあるまい?

Reflektor Ark.1

今回のMODELIKのキットは、Flak-Sw36照空灯、8キロワット発電機、Sd.Ah.51トレーラーの3つがセットとなっている。サーチライトがあれば、それと組み合わせる対空砲も欲しくなるが、ドイツ軍の対空砲はHalinskiから88ミリ対空砲Flak36/37、20ミリ対空機関砲Flak38が発売されている。もしくは、GPMから去年発売された対空戦車ヴィルベルヴィントと組み合わせた情景を作るのも良いだろう。
また、完成品にLEDを組み込み、部屋の電気を消して夜間防空ごっこをするのも楽しそうだ。

Reflektor Rys.3Reflektor Rys.2

なお、キットの難易度はMODELIKのサイトでは5段階評価の3、「普通」となっているがむき出しの機構はかなり細かいことが予想される上にワイヤー等を使った工作も必要となるため、やや上級者向けと考えた方が良さそうだ。
ところで上の写真の組み立て説明図、左側はデジテルデータなのに右側は印刷したものをスキャンしているのはなぜだ。

ドイツ軍60cm照空灯 Flak-Sw36はスケールはカードモデル界の戦車標準スケールの25分の1、定価はたったの18ポーランドズロチ(約600円)となっている。
この値段でこの内容、そしてこのチョイス。腕に覚えのあるモデラーなら、是非とも挑戦したいアイテムである。

画像はMODELIK社サイトからの引用。

*定価はあくまでも現地で購入する場合の値段です。日本国内で購入する場合には輸送費などを考慮し、2倍~3倍程度になるとお考えください。
スポンサーサイト

テーマ : 模型・プラモデル・フィギュア製作日記
ジャンル : 趣味・実用

コメントの投稿

非公開コメント

展開図公開中
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
プロフィール

のとっちょ

Author:のとっちょ
カードモデル初心者が苦闘するさまをご覧あれ。

検索フォーム
リンク(順不同、敬称略)
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード