MODELIK ソビエト陸軍中戦車 T-28

いよいよ2009年も年末となった。泣いても笑ってもうっかり寝過ごしてもこれが今年最後の新製品紹介となる。
2009年の締めを飾るキットは、ポーランドMODELIK社からリリースされたビッグタイトル、ソビエト陸軍中戦車「T-28」だ。

T-28_1.jpg

結局T-28出すんなら、架橋戦車IT-28を先に出すことなかったんじゃないの? とも思うのだが、あえてそれは問うまい。架橋戦車マニアのデザイナーがT-28はIT-28のついでにデザインしたのかも知れない。
カードモデルファンである当コーナーの読者なら、いまさらバルバロッサ作戦であっという間に全滅したションボリ戦車T-28のどこら辺がビッグタイトルなのかは、言うまでもないだろう。これまで出てきたアイテムがあまりに地味だったからだ。なにしろ当コーナーのスタートがハンガリー戦車という地味っぷりだったからね。三号突撃砲とかファイヤフライってのもあったけど。まぁ、砲塔が3つもあるところがビッグってことで。
ソビエト戦車と言えば、緑一色のイメージがあるが、表紙のT-28はなんだか見慣れない塗装をされている。実は、戦前のソビエト陸軍で規定されていた正式な塗装はこの三色迷彩らしいが、どういうわけかほとんど守られていなかったそうだ。ソビエト軍といえば規則でがんじがらめの四角四面なイメージがあるが、こんないい加減な面もあった。

それでは、さっそくホワイトモデルでの完成写真を見てみよう。

T-28_2.jpg
T-28_3.jpg

写真を見るだけでも、年末の締めを飾るに相応しい高クオリティのキットであることがお分かりいただけよう。
商品のタイトルはただの「T-28」だが、これらの写真から砲身が短く砲塔後面に機銃のある1934年型ということが読み取れる。年式が特定できるというのは、それほど模型が精密であることの一つの証明といえるだろう。戦前のソビエト戦車のチャームポイントである大型のフレームアンテナはワイヤーでの表現だ。
また、写真では後部点検ハッチから排気ファンがチラリと見える程度だが、このキットも最近のMODELIK社のスタンダードとも言える内部再現モデルとなっているようだ。

T-28_4.jpg

この画像はサンプルとしてMODELIK社のサイトで見る事のできるデジタルデータなので実際に印刷されたものとは色合いなどで差異があると思われるが、真ん中下のほうに白いパーツがあるのがわかる。これは戦車の車内側のパーツであり車内再現されていることの一つの「証拠」である。

T-28といえば装甲が薄く、主砲も単砲身の榴弾砲であるためにアドバンスド大戦略では45ミリ対戦車砲を積んだBT-5やT-26などの軽戦車よりも弱い中戦車としてションボリと有名だが、どうせ机の上に飾るなら大きくて砲塔もたくさんあった方がいい。その大きさと独特のフォルムで人目を引く事間違いなしのMODELIK社のソビエト陸軍中戦車T-28はスケールは当然25分の1、定価は75ポーランドズロチ(約2500円)となっている。カードモデルとしてはやや高めの価格設定ではあるが、モルドヴァ共和国のAERというメーカーがむか~し出したT-28をたしか4千円近くで買ったことのあるわしとしては、とってもうらやましい価格設定だ。
なお、ソビエトの多砲塔戦車といえば3砲塔のT-28の兄貴分、5砲塔のT-35重戦車があるが、そっちもMODELIK社から2008年に模型化されている。多砲塔好きモデラーなら、これを機会に揃えてみるのもいいだろう。
それでは、2010年もカードモデルにとって実り多き年となることを祈りつつ本年の新作紹介を終わりとしたい。まだ2009年に出て紹介してないキットがたくさん残っちゃったけど。ごめんね。

画像はMODELIK社サイトからの引用。

*定価はあくまでも現地で購入する場合の値段です。日本国内で購入する場合には輸送費などを考慮し、2倍~3倍程度になるとお考えください。
スポンサーサイト

テーマ : 模型・プラモデル・フィギュア製作日記
ジャンル : 趣味・実用

コメントの投稿

非公開コメント

展開図公開中
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
プロフィール

のとっちょ

Author:のとっちょ
カードモデル初心者が苦闘するさまをご覧あれ。

検索フォーム
リンク(順不同、敬称略)
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード